雨の日の楽しみ

雨の日は嫌い。
ひどいくせ毛の私は、湿度で頭の大きさが2倍になる。
そして、子供の頃からの頭痛持ちで、気圧が下がると途端にロキソニンが手放せない。

雨の日に関する統計

折しも本日、私が暮らす関東甲信地方は梅雨入りしたそうだ。
ところで、1年間に雨の日って何日ぐらいなんだろう?
この国の年間降水日数をウェブで検索すると、さまざまなデータが出てくる。
年によっても地域によっても差があるので一律ではないけれど、平均すると大体100日程度のようだ。
365日中、100日。
梅雨だったり冬の曇天というまとまった雨も嫌だけれど、もしも平均的に雨が降るとしたら、3日に1回が雨の日という計算になる。
けっこう頻繁だな。
これは憂鬱。
パワーダウンも甚だしい。

もう一つ、面白い調査結果を見つけた。

株式会社ウェザーニューズが2014年に行った、「世界の傘事情調査」によると、世界35ヵ国のうち、日本の一人当たりの傘所持率はなんと世界1位だそうだ。
ちなみに降水日数は13位。そんなに上位ではないにもかかわらず。

そして、傘を差し始める雨の強さを、男女別で5段階で調査したところ、もっとも弱い「ポツポツ」レベルで傘をさす割合が、日本男性はダントツに多いらしい。

これは面白い。

確かに多くの日本女性も「ポツポツ」レベルでさし始めるようだが、他国の女性と割合はそんなに変わらない。
湿度が高い日本では、ちょっと濡れるとなかなか乾かないから、という気候的な理由もあるかもしれない。
しかし、日本国内の都道府県別で比べると、「ポツポツ」レベルでも傘をさす人が最も多いのは、東京都。次いで神奈川県と京都府に住んでいる人だそうだ。

なぜだろう?おしゃれに気を使う人が多いのか?

かくいうわたしは「ポツポツ」どころか、ポツッと来ただけでも傘をさす。濡れるの大嫌いなのだ。
そして、わたしにはお気に入りの傘があるからだ。

レイングッズにはこだわりがある。
傘も長靴もレインコートも、これでなきゃダメ、というものがあるのだ。

こだわりのレイングッズ

これでなきゃならない傘

先日即位70周年をむかえられた英国のエリザベス女王。
いつも彼女らしいカラフルで少しファニーな着こなしが素敵だ。
彼女の雨の日の装いを見たことがあるだろうか?
わたしの傘は、エリザベス女王とおそろいなのだ。

COSMOPOLITAN

英国王室御用達の老舗レイングッズメーカーFULTON(フルトン)の「BIRDCAGE(バードケージ)」という名の傘。その名のとおり、鳥の巣のように包み込むような形で、透明ビニール素材にくっきりとした色のラインが施されている。女王ほどのバリエーションは揃えられないので、大体いつも2色くらいを持っていて、その日の気分とファッションに合わせるようにしている。

正直言って、すぐに壊れる。
ビニールがくっつきやすくて、慌てて広げようとすると簡単に骨が折れる。
経年劣化でビニールが破れる。

それでも繰り返し同じものを買う。
今度は何色にしようかと、ちょっと心躍ったりもする。

もっと長持ちして使いやすい傘もあるだろう。
でも、大雨の日に、すっぽりと傘に入り込んで透明な傘越しにがしがし前に進むのが好きなの。

これでなきゃならないレインブーツ

HUNTER(ハンター)のラバーブーツ「グリーンウィリー」。
2005年前後だっただろうか、当時大人気だったモデルのケイト・モスがどこかのフェスで履いているスナップを見て一目惚れした。
ミニスカートに泥だらけのレインブーツを合わせた姿は、今見てもドキッとするほど可愛くて憧れる。

Pinterest

これは「長靴」ではない。「レインブーツ」なのよ!
でも正直、最近はそんなに履いていない。
レインブーツを履かなきゃいけないほどの大雨の日は外に出ないからだ。
そんな選択が許される今の生活も悪くないな。

これでなきゃならないレインコート

昔はずっと、AIGLE(エーグル)のユニセックスのレインコートを愛用していた。とても機能的で、走っても雨がはねて足が濡れることがなかった。
7~8年前に廃盤になったと聞いて、がっかりした。
レインコートは天然素材ではないので、あまり長持ちしない。

今は、どこで買ったのか覚えていないがK-WAYのロングウォータープルーフパーカーを気に入っている。
ポケッタブルで小さくなるのでバッグに入れて持ち歩けるし、柔らかくて着やすいので普通にアウターとして使っている。
そして何といっても、ジッパーが超かわいい♪

雨の日もご機嫌で

傘はみんな1本は持っているだろうが、レインコートや長靴はなくても今はそんなに困らないかもしれない。
でも、15年位前、雨の日も風の日も子供たちの送り迎えや仕事でのイベントに出かけなくてはならなかった時に、わたしを守って気分をアゲてくれた小道具だ。

人に勧めたりはしない。
ただ自分が好きで、だめになると繰り返し同じものを買う。
うるさい人だと思われるかもしれないが、年間の3分の一を占める憂鬱な雨の日を、この相棒たちがいると思うと少しご機嫌に過ごせるのだから安いものだ。

今日、あなたの町は雨が降っていますか?

#雨の日をたのしく #買ってよかったもの #キャリコンサロン編集部


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