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わたし女優なんだから!
この間妻とテレビを見ていたらバラエティ番組に、ある女優さんが出演しており紹介のテロップがババーンと大げさに映し出されたのだが、ドラマに引っ張りだこの大人気俳優Aさんとなっていた。
その画面を見て私は何となく違和感を抱いた。
その違和感の正体は「俳優」という表現だった。
私はあまりテレビを観ないので確かなことは言えないが最近は女優という言葉自体があまり使われていないのかなと感じた。
これがいわゆるジェンダーに配慮しているという事かと思った。
そこで少し調べてみるとそもそも平安時代から俳優という言葉はあったそうで一般的に使われるようになったのは江戸時代からだそうである。
その時代の歌舞伎などの芸能は男性が就く職業であった。
女性がお芝居に大っぴらに出られるようになったのは明治時代になってからである。
その頃に女優という呼び方が自然に生まれたそうだ。
ちなみに男優という言葉もその頃にあったそうだが、今ではあまり使われていない。
私のような健全なおじさんは男優という言葉を目にするとどうしてもあっちの方の世界を想像してしまう。
ゴホンゴホン、んまぁそれはさておき他の職業の呼び方も昔と今ではずいぶん違う。
会社員は昔はOLとサラリーマンだったのに今では概ね会社員で統一されている。
保母さんと保父さんはまとめて保育士だし、看護婦という呼び方も消えて久しい。
子どもの頃にキラキラした職業として憧れの的だったスチュワーデスもキャビンアテンダントという無機質な名前に変わってしまった。
世の中がこれだけ変化しているのだから女優を俳優と呼びならわすのも自然な流れなのかもしれない。
しかし女優という言葉にはエレガントな響きもあるので消えていってしまうのは何となく惜しい気がする。
そんな事を考えている時点で時代から取り残されつつあるのだろう。
そういえばお芝居をする人のもう一つの呼び方として役者というものがある。
主に舞台などで活躍する人に似合う肩書である。
私の知り合いにも舞台役者の女性がいるが、本人は女優と呼んでよねといつも言っている。
そうなってくると本人の気持ちのいい呼び方が一番だというシンプルな話になってくる。
なぁんだ、だったらなんでもない事だなぁと思う。
相手をリスペクトして丁寧に接するのは今までと変わらないんだから。
そんな事を考えていたら小さな違和感はどうでもよくなってお腹が空いてきた。
なので昨日の晩御飯のお話を少しだけ。
昨日はブリのアラが安かったのでこれを煮ることにした。
アラに軽く塩を振って十分放置。
その後に熱湯にくぐらせて流水で血合いと取り切れていない鱗を丁寧に取る。
後は醤油、酒、みりん、昆布だしで作った煮汁でアラを煮る。
もちろん臭み消しにしょうがを入れる。
強火で煮立てて沸騰したら中火から弱火でフタをして十五分コトコト。
火加減が強いと煮詰まって焦げるのでそこは注意。
アラを煮ている間に副菜を作る。
豆腐を六等分にしてキッチンペーパーに包んでレンチンして水切りをする。
それに片栗粉をつけて油を敷いたフライパンで焼いていく。
こんがりとしてきたら醤油、酢、砂糖で作った甘酢をかけまわす。
とろみがついてきたら器に移してネギをたっぷり散らせば餡掛け豆腐の出来上がり。
もう一品の副菜は母の手製のひじきの煮物。
ブリのあら煮が出来たら晩御飯の始まり。
昨日は休肝日だったので冷凍ご飯をチンした。
妻と頂きますをしてさっそくブリから食べる。
煮あがったばかりなのでアツアツである。
甘辛い味が身の詰まったブリにしっかり染みておりご飯のおかずとしてはとても頼もしい存在だった。
ブリだけでも十分だがやっぱり大根もあったらもっと良いだろうなと思ったので次回作る時はブリ大根にしよう。
次は餡掛け豆腐を食べる。
片栗粉の効果で豆腐の表面がモチモチしており食べ応えがある。
甘酢餡がまた食欲をそそる味でモリモリと食べた。
温かいお茶で一息入れてからひじきの煮物を食べるとああ、実家の味だなとしみじみ思った。
ここの所健康維持のためなるべく魚を食べようとしているので昨日はとてもヘルシーな晩御飯だった。
お酒を飲まない日をもう少し増やせたらなと思うのは思った。
ご馳走様をして片づけをして深夜ドラマを観て就寝。
それはそうと今朝は冷えましたね。
起きた時に寒っと思わず声にでましたもん。
まぁあと十日もすれば十一月ですもんね。
じゅ、十一月ぅ?!
早い、早いよ。
カレンダーを思わず二度見。