ジョジョと棒立ち
のっけからあられもない話で恐縮なのだが、最近おトイレで小をした後にパンツを元に戻してズボンのチャックを閉める時にほんのわずかにチョロッと追加でおしっこが出る事がたまにある。
そう、いわゆる尿漏れというやつである。
いつも必ずというわけではなく発生率は不明であるが1日に一度は粗相を働いてしまう。
そこまで大量に漏れるわけではないのでズボンに染みを作るほどではないがパンツはしっかり濡れてしまう。
そうならないようにしっかりと最後の一滴まで振り絞って用を足すのだがそれをあざ笑うかのようにチョロリとお漏らしをしてしまう。
若い頃はおしっこの切れは抜群でキュッと水道の蛇口を閉めるような力強さがあった。
ところが今はパッキンが緩んでしまった蛇口からポタリと一滴いや多い時は二滴くらい雫が垂れてしまう。
これが何とも切なく不衛生でみっともなくて心底嫌である。
妻にこの話をすると尿漏れパットを買ったらとにべもない返答だった。
そこで同年代の知り合いに最近尿漏れがさぁ…と話すと俺も俺もと多くの人が同じ悩みを持っていること知った。
女性にはさすがにねぇ、尿漏れってする?と聞くのは憚られるのでデータは男性陣の物ばかりになるが五十前後でおしっこの切れが急激に悪くなってくるという話だった。
特にお酒を飲んだ時に症状が顕著でズボンの股間の辺りに染みが浮き出る事も日常茶飯事だという人もいた。
スーツを着ている時には目立たないので気が付かれないがパンツの中までしっとりと湿っている不快感はなかなかのものがあるとも言っていた。
幸い私はお酒を飲んでもそこまでジュワッと滲ませることはないが膀胱が緩んでいるのか軽く粗相をしてしまう事は経験がある。
これも加齢のなせる業か…と思うと自分が年齢的には初老の域に入ってきたのだなと感慨深いものがある。
この症状を改善するには膀胱の筋肉を鍛える必要があるらしい。
具体的にはおしっこをした後に深呼吸をして神経を骨盤底に集中させたり、お尻の筋肉をキュッと五秒くらい閉めて最後の一滴まで絞り出すとかいろいろと改善策はあるらしい。
なるべく尿漏れを起こさないようにこれらの事を実践してみるのだがいざおトイレに行った時にうっかりそれを忘れていてパンツに仕舞った後にしまったと気が付く時にはもう手遅れである。
今は尿漏れがバレるのが怖くて色の薄いズボンを履くことが出来なくなった。
もっぱら黒か紺のような色の濃いものかジーンズのような厚手のズボンばかりである。
スーツも黒っぽいものしか着なくなった。
もしも今後尿漏れの頻度が上がってきたらパットか尿漏れパンツを導入しようと結構本気で考えている。
なんだかおじさんの下半身事情をダラダラと書いてしまい果たして共感してくれる人がどれだけいるのかははなはだ疑問だが、どうしても書きたくなったので今こんな感じなんですよと魂の叫びをさせていただいた。
年齢を重ねると涙腺と膀胱は緩くなるばかりである。
そんな下ネタを書いていてなんだが昨日の晩御飯のお話しを。
昨日は妻が会社の同僚から北海道産のジャガイモをたくさんもらってきていたのでそれをメインに献立を立てた。
まずは良く洗って十時に切り込みを入れてレンジで蒸した。
その間にもう一個ジャガイモを細切りにして水に晒してアクを抜いて片栗粉をまぶした豚のこま切れ肉と炒めた。
お肉に火が通ってジャガイモが透き通ってきたら味付け。
鶏がらスープの素と黒酢と砂糖。
ジャガイモ以外の料理はオクラがあったので半分に切って軽く焦げ目がつくまで炒めて砂糖醤油で仕上げる。
みそ汁はもちろんじゃがいも。
後はぬか漬けにキュウリを。
これでジャガイモ尽くし晩御飯の完成。
妻を呼んでいただきます。
昨日は休肝日。
まずは蒸したてのジャガイモにバターをつけてかじる。
ホクホクでねっとりしておりかなり美味しい。
素材そのままの味にバターの塩気が加わってそれがまたいい。
大きめのジャガイモだったがあっという間に一個ペロリ。
次は豚肉とジャガイモの黒酢炒めを。
甘くて酸っぱい味が食欲を刺激する。
ジャガイモがシャキシャキで歯ごたえがいい。
豚肉に片栗粉をまぶしているので黒酢が良く絡んで食べやすい。
ぬか漬けを合い間に挟んでオクラの炒め物を箸休めに二個目の蒸しジャガイモを食べる。
今度は王道のマヨネーズで頂く。
これはもう言うまでもない安定の味。
ジャガイモ二個と他のおかずで久しぶりに大満腹になるまで食べた。
膨らんだお腹をさすりながらごちそうさま。
北海道のジャガイモはやっぱり本場物なんだなぁと感激した一夜だった。
妻の会社の方に感謝である。
今回は尾籠なお話しから絶品食材とふり幅の広いお話になりました。
お手洗い問題は結構真剣に悩んでいます。
チョロッとチョロッとが憎らしい。
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