デカパンと山形名物
近所のデパートにパンツを買いに行ってきた。
ここで言うパンツとはズボンの事ではなく下着の方である。
パンツは毎日履くものなのでジワジワと生地が傷んでくる。
なのである日何気なくしゃがんだ瞬間にビリッと裂けてしまう事はわりとよくある。
それを防ぐには定期的に新しいパンツを買い替えるのが一番である。
以前人の前でパンツのお尻部分が裂けてしまい冷や汗をかいたという話は書いたような気がする。
なので少し前にインターネットの通販で三枚880円の激安パンツを購入した。
サイズは3Lだったのだが、いざ実物が届いてみると生地がテロンテロンで見るからにこりゃすぐに裂けそうだなと予想できるちゃちいパンツだった。
早速試し履きをするとウエストは問題ないのだが太ももの部分がパツパツで余裕のない状態。
しゃがんだり立ったりすると血液がうっ血するくらいピチピチでとてもじゃないが実用には絶えないハズレ商品だった。
もちろん購入前にサイズは調べているし、これまで履いてきた歴戦のパンツのサイズも3Lで安定していた。
最近エアロバイクを漕ぐ時間を大幅に増やしたりダイエット目的でのスクワットをガシガシやっているのでどうやら太ももが太くなったようだった。
なのでもうワンサイズ大きなパンツに買い替える必要があった。
インターネットで買い物をするのは便利だがサイズ感がいまいち掴めない。
そこでやっぱり実店舗でじっくり選ぼうと思ってデパートに足を運んだ次第である。
さぁてパンツパンツと思って下着売り場コーナーに。
このお店は女性用の下着はテナントが入っておりそれなりに力を入れている。
かといって私が履けるようなパンツがあるわけじゃないし、良いオッサンがそんなところをウロウロしていたら通報案件である。
男性用の下着売り場は特にお店を構えているわけではなく雑然とした一角に無造作に並べられている。
早速自分が履けそうな4Lサイズのパンツを物色したが、そんな大きなサイズの物は置いていなかった。
誰も興味はないと思うが私はトランクス派である。
ブリーフは小学校で卒業したし、ボクサーパンツはいわゆる股間のナニのポジショニングがあまり良くないので自分には合わなかった。
3Lまでしかないのか…これは困ったなと思って近くにいた店員さんにこれより大きなサイズありますか?と聞くと少々お待ちくださいと言ってどこかに行った。
しばらく待っているとお待たせいたしましたと言って手には4Lと5Lのパンツを持って戻ってきてくれた。
さすがに5Lは大きいと思ったので、じゃあその4Lを貰いますと言って受け取ってレジに。
ちょうどやっていた値引きセールの除外品だったので二枚で二千円というまあまあのお値段だった。
帰宅してさっそく試し履きをしたらウエストも太ももも余裕があってなかなか良かった。
生地もインターネット品に比べるとかなり厚みがあってしっかりしていた。
とりあえず二枚あれば洗濯のローテーションで回せる。
やっぱり実物を見て決めるのが確実だなぁと思った。
それにしても4Lって…。
5Lのお世話にならないでいいようにあまり下半身を鍛えすぎないようにしようと思った。
そんな私の昨日の晩御飯がこちら。
昨日は山形の郷土料理芋煮に挑戦してみた。
あるnoteのお友達の方が晩御飯で作られておりとても美味しそうだったので一丁やってみるかという気になった。
そうと決まれば材料の買い出し、里芋とネギとこんにゃくと牛肉の切り落としを購入。
作り方がイマイチ分からなかったのでいくつかレシピをスマートフォンで検索して一番シンプルなものにした。
まずは里芋の皮を剥いて食べやすい大きさに切る。
それを大量の塩で揉んでぬめりを取る。
こんにゃくは茹でて臭みを取る。
鍋に里芋と千切ったこんにゃくを入れて水を加えて醤油、酒、砂糖で薄めに味をつける。
火にかけて沸騰してくると里芋のアクがどんどん出てくる。
これを丁寧に取るのが美味しく仕上げるコツらしいので鍋の前から離れずにじっくりアク代官を務めた。
里芋が柔らかくなったら牛肉の切り落としとネギを加えて火加減を強める。
ここで二度目の味付けに醤油と酒を追加。
沸騰したら牛肉のアクが出てくるのでこれも丁寧に取る。
火加減を弱火にしてネギがクタクタになるまで煮込んだら芋煮の出来上がりである。
初めて作ってみたが丁寧にアク取りをする以外はそんなに難しくはなかった。
芋煮を煮ている間に副菜も作る。
ぬか漬けのミョウガを細く刻んで酢味噌をかける。
卵が余っていたので茹で卵を四個茹でた。
芋煮は鍋なので汁物は無し。
週末だし新しい料理を作ったテンションで当然ビールをプシュッ。
妻と乾杯していただきます。
まずはぬか漬けミョウガから、芯までしっかり漬かっており酢味噌の味とよく合っていてつまみに丁度いい。
ショリショリと齧りながらビールをクイッ。
では温かいうちに芋煮を食べる。
お椀に里芋、こんにゃく、ネギ、牛肉を入れておつゆをかける。
まずはおつゆから飲むと牛肉の出汁と里芋の根菜らしい滋味あふれる優しい味わいが優しくてこれは日本酒だなと思った。
昆布やカツオなどの出汁を一切入れていないが全く問題なかった。
妻は芋煮って秋田料理だっけと言っていたが美味しそうに食べていたので問題なし。
芋煮は醤油味、味噌味、牛肉派、豚肉派と地域によって味が違うらしい。
味噌味で豚肉を使ったら豚汁になるんじゃないかなと思った。
きっぱり醤油味の芋煮がうちのベースになりそうである。
わりとお腹いっぱい食べたがパンツが食い込むことはなかった。
ビバ4Lおパンツである。
こ、これ以上は太ったりしないんだかんね。
はぁ、ごちそうさまでした。