十年ぶりの選手交代。
今日は朝一番で血圧の病院に。
薬が無いと最高血圧が180~190という大変な数字をたたき出すので毎日の投薬が欠かせない。
駐車場に車を停めるとすぐとなりに高級外車がキュッと停車して中からシワシワの作業着を着たお爺ちゃんが降りてきた。
車は傷一つないピッカピカのゴリゴリで私のオンボロ軽自動車とは比べ物にならないラグジュアリー感が漂っていた。
はぁ、持っている人は持っているんだなぁとお金持ちの雰囲気がちっともしないお爺ちゃんを眺めた。
まあそんな事を思っても仕方がないので中に入って受け付けを済ませて待合室の椅子に座った。
三人ほど先客がいて一人とても若そうな女性がいた。
へぇ珍しいなとだけ思って持ってきていた本に視線を落とした。
少し集中していたらそのうちに私の番がやってきた。
先生に血圧の様子を聞かれたので薬を飲まないとダメですねと答えると、これ以上高くなるようならもっと強い薬に変えましょうかと言われたのでそれは嫌ですねぇと伝えた。
だったら当面は運動と食事に気をつけましょうねと耳の痛い事を言われた。
それから総合病院で脂肪肝の検査を受けるようにと指導された。
去年も診察したのだが一年以上たっているので経過を知りたいそうで必ず行ってくださいと強めのお願いだった。
一瞬うーん面倒くさいと思ったが放置しておいても肝臓が元通りになることもないので時間を作って総合病院に行こうと思う。
後はいつもの通り尿酸値を下げる薬を処方してもらった。
それで今回の診察は終了。
お礼を言って受付で清算して薬局に行こうとしたら来年のカレンダーをくれた。
おお、もうそんな時期かと年末感のあるイベントを体験した。
薬局は特に問題なくスムーズに薬を出してもらった。
今日はテンポよく進んだので一時間もかからなかった。
たまにはこんな日もあるんだなと思いつつ病院を後にした。
ああ、脂肪肝の検査嫌だなぁ。
今年一年も特に節制をしていないので肝臓がよりフォアグラになっている気がする。
放っておくと肝炎や肝硬変、がんといった深刻な症状になることもあるのでそれはおっかないので覚悟を決めて検査に行って来よう。
そんな事を思いながら昨日の晩御飯のお話を。
昨日の晩はAmazonのブラックフライデーで買ったカセットコンロのお披露目会。
以前使っていたものは大ベテランでボコボコに痛んでいた。
何よりガスボンベの接合部のパッキンが朽ちてきているのでガス漏れの危険性があった。
夫婦で一酸化炭素中毒になったら誰も気が付かないので大惨事になりかねない。
そこで今回セールでカセットコンロを購入した次第。
箱から取り出して早速火力のチェックをしたら力強い炎が立ち上がった。
おお、これは良いと思ってさっそくご飯の支度。
カセットコンロの実力を試すには何と言っても鍋に限る。
先日買ったダイソーの小型土鍋の出番。
具材は鶏の肩肉とカブとネギ。
肩肉は半分に切っておく。
カブは皮を剥いていちょう切り。
ネギは斜め切り。
鍋に昆布を敷いて火を点ける。
あっという間に沸くので具材を入れて煮る。
副菜はお惣菜のシシャモフライ。
トースターでしっかり炙ったのでカリカリになっていて香ばしい。
合わせるお酒は芋焼酎の水割り。
ツィッと飲むと甘みのある焼酎の風味が広がる。
はぁ美味しいと思いながら鍋の世話をする。
沸騰したらフタを取るとフワッと湯気が上がる。
はい、鶏とカブの小鍋立ての出来上がり。
食べる時には自家製ポン酢を使う。
鶏の肩肉はクニクニした歯応えで旨味が濃い。
カブは良く煮込むとトロっとした口当たりになって甘みも出て滋味ある味わいで心の底まで温かくなった。
ネギは早めに取り上げてシャキシャキした歯応えを楽しむのが私の好み。
妻はクタクタが好きなのでお互いの取り分を計算して鍋に入れる。
ポン酢はこの間作った物の残りだが熟成されて深い味わいになっていた。
鍋が小さいのでテンポよく食べる事が出来る。
コンロの火加減も調整がしやすくて安定した火力を提供してくれた。
モリモリと食べて三杯目のお酒を飲んでから締めに中華麺を入れて鶏ラーメンにしてスープの最後の一滴まで美味しくいただいた。
カセットコンロもデビュー戦にして上々の出来だった。
この冬は積極的に起用して食事ローテーションの一角を担ってもらいたい。
これまで使っていた旧式のカセットコンロは残念ながら引退になるが長年の愛着もあるのでピカピカに掃除して最後の花道を飾ってもらいたい。
長い間お疲れさまでした。
さて、今日も冷えるので温かいものが食べたいなぁ。
まずは買い物からだ。
お財布にも優しいお値打ち物を探すのだ。
うう、風が強いっ。