育て直し 1988年 1月1日(金) 病気のときは、甘えさせてあげよう
【日記】 朝起き抜けに。「おめでとう」と言うと、恥ずかしそうな顔をした。おばあちゃんが作ってくれたおせち調理と雑煮を食べた。
今日は、大変な1日だった。久美子のおじさんの家へ正月の挨拶を兼ねて遊びに行く予定だった。だが、10時頃から梓に熱が出始めた。熱がすぐ下がるかもしれないからと、様子を見ることにした。
しかし、熱は一向に下がる様子を見せなかった。梓は、5時までずっとお母さんに抱っこを要求していた。その他、おしっこをした後、ズボンをはこうとせず私達を困らせた。
それなのに、5時過ぎに休日診療所に行ってもらった薬を飲ませら、ケロッと元気になって夕食はお雑煮をもりもり食べていた。
こんなことなら、正月だからと遠慮せず、もっと早く休日診療所に行くんだった。
元気になってからは、色紙をはさみで連続切りして遊んでいた。👍 上手にトマトとりんごを作っていた。
👍 【解説】【セリフ】なし 「共感」で褒めてください
👨🎓 【解説】【セリフ】あり
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【解説】 困らせたというのは間違いです。「想像」を使ったら分かります。『僕は、病気でしんどい』ということを「抱っこ」とか「ズボンを履かない」という行動で言っているだけです。
「共感」して言語化してあげることで、しんどいときでもそんな問題行動は減っていきます。しかし、しんどいときは少しくらい甘えることがあってもいいでしょう。「甘えさせて、愛情を溜めよう」くらいの気持ちで行きましょう。しんどいときは、無理に「すみません」を使ってお願いさせなくてもかまいません。代わりに、「いい人アピール」を使いましょう。
【セリフ】
「梓、ズボンが履きたくないの?分かった(「共感」)。病気でしんどいので、そんな事を言っているんだね(「想像」)。だからズボンを履きたくなんだね(「共感」)。そういうときは『しんどいよ』と言うんだよ。(「覚えて」)」
「しんどい」
「しんどいのだったら仕方がないね。今日は、お父さんが特別にお手伝いして履かせてあげよう。どう?やさしい、いいお父さんでしょう(「いい人アピール」)。」
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