甘やかすってなんだろう。
「甘やかす」ってどこからが「甘い」のでしょうか。
「一緒にやろうよ!」
「これやってよ!」
日々一緒に過ごしていると、こどもから頼まれることがいっぱいあります。それにどこまで答えてあげるかが難しい。
能力的にできないこと、例えば服のチャックを閉めるとか、紐を結ぶとか。そう言うことは一緒にやってみようといいながら閉め方や結び方を実際にやってみせるのですが、他にもいろんなお願いが。
本読んで!
これ片付けて!
戦いごっこしよう!
外のタイヤで遊ぼう!
さぁ、これらにどう答えるのか。
保育士は環境の一部。みんなが健やかに成長するための場を作る人であると思っているのですが、こどもたちとの関係づくりのため遊ぶことが必要なのも確かです。
実際はめちゃくちゃ一緒に遊びたい。でも、ひとりだけを相手するわけにも行かない。人数が少ない時は遊ぶこともありますが、一回遊んでしまうと、その子は味をしめたようで、
「なんでこの前は遊んでくれたのに今日は遊んでくれないの!やだ!嫌い!何もしない!」
こうなると大変なのです。
「今はなんの時間?〇〇する時間でしょ?」
「自分で遊んだんだから自分で片付けよう!」
こう言ったところで彼らの耳には届きません。
その子の気持ちを尊重したいし、正直私だって一緒に遊びたい。でも、大人がこどもの道具になってしまうのはよくないと思うのです。“今”はその時間ではないし、やるべきは“自分”と言うことを理解してほしい。すぐにはできなくても、少しずつ理解してもらえるといいのですが。
まだ「甘い」の線引きがよくわかりませんが、それは日々こどもたちと過ごしていく中で少しずつわかってくるのだと思います。早くわかるといいな。
では、また明日。