季節外れのチューリップ
半年ぶりだった。
やっぱり好きだな。
…なんて思った。
22日(金) 夜中
何の気なしに、突然思い立ったかのように
電話をかけてみた。
出ないだろう。けど、留守電に入れとこうと思ったくらいの気持ちで。
0:01と数字が動いて
一瞬時が止まった。
え。
もしもし…
- もしもし。
半年ぶりの忘れかけていた彼の声を久しぶりに聴いた。
たった13分だった。
だけど出た後の安堵と、突然のことで心臓が痛くなった。
彼の仕事の忙しさといい、言葉にするのは難しかったけど、色々あった先日の訃報も聞いた。
疲れすぎてて寝る直前だった彼と少しの会話が
体感30分くらい話したかのようだった。
でも嬉しすぎて、電話を切った後も寝れずにいた。
この数ヶ月が一瞬にして満たされて、嬉しくて、嬉しすぎて、張り裂けそうなほどの胸の高鳴りと今までどん底に落とされてたくらいの状況も一瞬にして0になった気分だった。
恋人ってすごい。
このよくわからなかった日々もそうだったけど、
彼が変わらず思っていてくれてる気持ちと
好きが大爆発し始めてて…。
逃げ恥のガッキーが崖の上で
「平匡さんが可愛い件についてーーーーー」
って叫ぶみたいな気持ちで
私はその夜から溢れる思い出しニヤニヤが止まらない。
精神も強い安定である。
もはや、推しだ。
推しとして見るようになって、執着もしなくなった。
推しならなんでもありだ。
イかれた彼女になってしまったもんだ。
ただ今のSE(プログラマー)あるあるである
リリース前という多忙時期が酷そうなので、まだ会えなくても大したことないと思っている。
最近色んな人の恋愛を聞くなかで、恋愛の仕方も様々だなって思う。
普通なんてないし、こうして一般常識的みたいなものから外れることだって全然あるけど
お互いが思い合ってれば、擦り合わせしながら理解していけば、大したことないのかもしれない。
自分の時間を大切に、時間は有限でしかない。
無限にない時間をいかに彼にじゃなく、自分の楽しい時間に使えるか考えて行動しているから執着も無くなったんだとおもう。
自分基準は大切。
にしても、前回の記事から一変して
満たされてしまった。
好きが上手いこと回復したので、もうちょっと頑張っていけそう。
会えない間に頑張ってる肌荒れのスキンケアも
ストレスで抜けてしまう髪も頑張って改善しようという意欲がさらに増したので、彼にとって可愛い女になれるように頑張らなければならない。
今この調子なら全然いける。
ほんと…イカれちまったようだ。
※タイトルにもあるチューリップについて
彼と付き合った日、私の部屋に生けていたピンクのチューリップ。
花言葉は「誠実な愛」「愛の芽生え」。
あとから花言葉を知ることになるが、お互いを思うかのような花言葉で毎年あの時期に生けたいお花になってしまった。
let it beとでも言っておきましょう(違います)