本質を見抜く力を
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何か問題が起きたときに、なぜそうなったのか?
それを知ることは非常に大事なことです。
そうしなければ、また同じ問題が起きるからですよね。
同じように、
何か企画や作戦を思いついて、実行してみたけどうまくいかなかったときに、その原因を突き止めることは、これもまた非常に大事なことですね。
何が原因で問題が起きたのか、どこのプロセスでエラーが発生したのか、何を解決すれば、次は良い結果になるのか。
起こったことの本質を突き詰めなければ、やはり今後の結果には活かされないと思います。
スポーツだと、とても分かりやすいですよね。試合に負けて、悔しくて練習を繰り返して、なぜうまくいかなかったのか、どうしたらもっとうまくいくのか、常に考えながら突き詰めて努力をします。そうやってうまくなっていくものですよね。
そして少しずつ結果が出てくると思います。
本質とは ・・・ その事物・人物の内部に備わっている根本的な性質や本性
仕事や人間関係においてやはり、本質を理解しないままだと「何でこの会社とはうまくいかないのだろう」とか「何で今この人はこの話をしたのだろう」というのが、深くはわからないわけですよね。
例えば会社でいえば、
「人のことを大切にする会社だ」
「とにかく利益至上主義の会社だ」
「先代の想いが強く反映されている会社だ」
「チームより個人主義的な会社だ」
その会社の本質の片鱗が少しでもわかれば、なぜそういった動きになっているのか、うっすら見えてくると思いますし、それを知れば自分自身の行動もうまく対応できるかもしれません。
また「人間関係」の部分では、その人自身の本質、つまり「何に行動の指針をおいているか」を知ることができれば、その人への理解が進むのではないかと思います。
「根本的に人に支配されたくない人だ」
「規律を重んじることを、最も大切にする人だ」
「自由という思想を持っている人だ」
「能動的より、受動的に動くことが好きな人だ」
など、この人は基本こういう性質があって、こういう行動をとっているんだと分かれば、より深く理解ができるとともに、こちらも対策が立てやすくなります。
当然、自分たちにもそういった「偏った本質」の部分があり、人から見たらそれはある種「特殊」な部分なのかもしれません。
なので、理解してくれる人がいれば大切にしなければいけないし、各個人の本質を理解することが、とても重要なことではないかと思います。
孫氏の兵法で、
敵を知り己を知れば百戦危うからず
とあります。
「敵のことを知って、自分のこともちゃんと知っていれば、負けることはない」という意味です。
決して勝ち負けではありませんが、まさにそういうことなのかもしれません。
成功するのは才能ではなく、スキルだと思った私から共有いたします。
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