続・社会不適合者が仕事と労働について考える
こんにちは。
あやねです。
このタイトルの記事は3つのサブタイトルに分けて書いています。
1.なぜまだ見ぬ社員の幸福を願うのか
2.幸福な労働とは
3.まとめ
前回は
1.なぜまだ見ぬ社員の幸福を願うのか
を書きました。
今回は
2.幸福な労働とは
について書きます。
まずは、今までの私の労働に対する価値観をお話しさせていただきます。
【 私の労働に対する価値観 】
私は働くことは好きでした。
業績上げて、出世して、会社に貢献できる!というタイプではなく、失敗もするし出来ないこともたくさんあったけど、労働そのものに対して楽しいという気持ちはありました。
トイレ掃除や飲食店のごみ処理なども、綺麗になれば楽しかったんです。
今までの働いてきたところで、引っ越しや就職などの事情で辞めたところもありますが、人間関係や労働条件が自分には合わなくて辞めたところもあります。
労働そのものが嫌!と思ったのは、発声障害になってからの接客だけでした。
今は個人事業主で労働時間は自分でコントロール出来るし、今のところほぼ一人で出来る仕事で、接客もないので、楽しいし困り事はないです。
となると、
労働は幸福
でもその他の労働に伴う人間関係や環境やルールに苦痛を感じる時がある。
これが今のところの私の労働に対する価値観です。
他の方の考えはわからないのですが、
「めんどくさいな」「やりたくないな」など
労働に対するネガティブな発言をする人はたくさんいたので、一部の人は嫌なのかな?と思っています。
私も「いやいや!労働は楽しいよ!!」とは言えなく「そうですね~」なんて適当な返事をしていたので、ネガティブな発言をしている人の真意はわかりません。
みんなは、どんな労働が幸せで、会社でどうすれば良いパフォーマンスが出来るのか、フラストレーションがたまらないのか、わからないので、様々な思想の人の本を読んで解決していこうと思いました。
今回は私も影響を受けているアーツアンドクラフツ運動の中心者のウィリアム・モリス
「素朴で平等な社会のために」
を読みました。
【素朴で平等な社会のためにを読んだ感想】
始めに書いておきたいのが、モリスは社会主義者です。
本の冒頭に
と記載がありました。
さらに本を読むうちに少し政治イデオロギーの社会主義とは違う、モリスならではの、個々の幸福や社会全体の調和を重視した文化的な思想であるように思えました。
またモリスは、資本主義社会が労働者を疎外し、文化的価値を損なっていると批判していましたが、それは現代の資本主義とは違った文脈で捉えて、本を読み進めました。
私も、モリスの思想に賛同する部分もありますが、念のため、1つ注意しておきたいのが私は社会主義者ではないし、お金は大切だし、お金持ちもいて良いと思っています。
モリスは、労働が人々の創造性と幸福を促進するものであるべきと考えていました。
あと、本には以下の4つの要素を充分伴う労働なら、きっと心地良い労働になると書いてありました。
この後に、各項目の解説が書いてあり簡単に要約すると
多様性
様々な作業を行うことで飽きることがなく、喜びが持続する。同じことを繰り返すだけでは、その喜びは失われる。
想像への期待感
新しいアイデアや創造を期待できることが、労働の楽しさを増す。
役立つ感覚から生まれる自尊心
自分の仕事が誰かの役に立つという感覚が、自己肯定感を高める。
身体的喜び
肉体を使い、達成感を得ることからくる喜びがあります。
なるほど。
思いつくのって楽しいよね。
役に立つのって嬉しいよね。
身体を動かすのって爽快だよね。
って感じに私は捉えました。
そう思うと、これらの要素をいつも感じて労働ができたら確かに私は幸せだと思います。
また、モリスは装飾芸術は労働を楽しくすると主張しています。
私は、
かわいいものを使ってかわいいもの作ったら楽しいよね。
と捉えました。
確かにそうですよね。
私もオフィスを作る際は、凄くこだわって社員がその場にいることが楽しく思えるようにしたいと思っていました。
約130年前にモリスが大切だと言っていることは、現代社会の労働観にも充分通用しますよね。
この考えは私の起業したい会社の運営にも応用したいです。
中途半端ですが長くなってしまったので、今回はここまでにします。
次回はもう少しモリスに触れつつ、まとめを書きたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。