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翼の折れた天使

君はいつもどこか悲しそうだ

笑っていても、微笑んでいても。

君の奥底にある、深い深い悲しみを、僕はどうしても拭いきれない。

君の悲しみは、一体何なのだろう

君の悲しみは、とても大きくて、漠然としていて、それでいて、そのなかに小さな硬い弾丸のようなものがいくつか刺さっている感じ。

その破片も飛び散っている気がするんだ

僕には話してくれないね

きっと、話したところで僕には 分からないのだろうけれど。

それでも、聞いてあげることはできるよ

でも君は、自分にもわからないその悲しさを
理解してくれる人のもとへ 行こうとしているの?

君が飛び去ってしまったら、僕には何も残らない

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