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ネコのごはん手作りしています。
はじめまして。
今、うちには17歳になる雄の黒猫「リリ」が居ます。保護猫です。
私がこのリリのご飯の手作りを始めて約4年半経ちました。
5年前にリリが糖尿病になり、低糖質食を与える為に作り始めたのがきっかけです。
それから今日まで試行錯誤や失敗を繰り返しました。
その経験やリリの生活の事など、ここに紹介していきたいと思います。
私が子供の頃は(もう昭和の中頃の事ですが・・・)イヌやネコのご飯といえば、家族の食べ残したものをどさっと混ぜて、器に入れて食べさせていました。
それは動物を可愛いがらなかった訳ではなく、そういうものだと皆が思っていて、それが生活の一部だったのです。
ある意味手作りご飯と言って良いのか・・・
その後、ペットフードでの飼育が一般的な事になり、だんだんと研究開発が進み、質も向上し、そのお陰でどんどん寿命も延びています。
そして今後、家庭での手作り食も増えると思うのです。
でも、実際やってみて感じた事ですが、手作りで総合栄養食にチャレンジするのはかなりハードルが高いです。
と言うのは、人間と違い、ネコやイヌのご飯は、毎食毎日同じものを食べるので、一種類のご飯の中に必要な栄養がすべて入っていないといけないのです。
しかも食べてくれる物を作らなければいけないのも難しいところです。
うちのリリは1年間インスリン注射の治療をしましたが、手作りご飯に変えてから、注射をせずに生活できるようになりました。
糖尿病のネコの約5割くらいは食事療法でインスリン治療から脱却できるようです。
ただ、病気前と同じご飯に戻ると、また症状も戻ってしまう心配もありますが、そもそもネコは元気な時も低糖質食を食べるのが体質に合っているのです。
ネコ科の野生動物のライオンやトラが仲間な訳ですから、小さいネコちゃんでも、体の中はバリバリの肉食動物なのです。
でも、脳の栄養は糖だけなのにどうしてるのかな・・・と思いますよね?
人間は炭水化物を糖に分解して利用しますが、ネコは肝臓でたんぱく質から糖を作り出しているのです!
その他にも、人間は日光浴でビタミンDを作り出せますが、ネコは体毛ふさふさなので、100%食べ物から取り入れなければいけません。
人間とネコは同じ哺乳類として、基本的な消化・吸収の仕組みは一緒でも、必要な栄養素の量や、内臓の機能が少し違っています。
と、こんな内容の事をこれから少しずつ書いていくつもりです。
私は2年前に、リリのご飯を作る為に知りたい事が沢山あり、ペット栄養管理士の資格を取りました。
これから、ネコやイヌの栄養、健康に関心のある方のお役に立てるような内容を、お伝えしていきたいと思います。
そして動物が好きな方が、「へ~参考になった~」と少しでも感じていただけたら嬉しいです。
これからどうぞよろしくお願いします。