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からあげ。

今日の夕飯は唐揚げだった。

唐揚げって、目の前に出されると気分が上がる。すごくウキウキする(お腹がいっぱいの時を除いて)。「パワー!」って芸人の中山きんに君が唐揚げ片手に二ッと笑って腕の筋肉を見せつけるポーズが頭に浮かぶのはどうしてだろう。とにかくすごくエネルギーを分け与えてくれる、スペシャルな食べ物の一つだなと思うのだ。

鶏肉に衣をパタパタとつけて熱した油でカラッと揚げる手間が、より特別感を演出させるんだろうか。揚げ物全体に言えることなんだけどね。

揚げ物、といえば、コロナ禍をきっかけに少しだけ料理を嗜むようになってから、「揚げる」というスキルを手に入れた。「わたしって、揚げ物できるんだな」と、ジュワアアアア!! と鍋の中で熱せられた油の中で揚がっていく鶏肉を見ながら、不思議な心地だった(そのとき作ったのは唐揚げだった)。ただ、急にパチン!! と勢いよく跳ね上がる油はいまだに怖い。ちいさなテロのようで本当に嫌。

やってみると結構簡単だけど、問題は終わったあと。残った油の処理や、飛び散ってしまった油の掃除がめんどうくさい。気兼ねなく作ってくれる人に、ほんとうに感謝だ。

そういえば、最寄り駅の近くに唐揚げ専門店ができて久しい。そのエリアのお店は、かなり入れ替えが激しい激戦区。けど、そこはいつもお客さんで賑わっている。つくる手間を考えると、やっぱりお手軽なのが良いんだろうか。それになにより、にぎわっている様子を思い出すと、みんな唐揚げが好きなんだなと思う。

唐揚げが嫌いという人を、思い返すと見たことがない。嫌いな人はどんな理由でそう思うんだろうとちょっと気になった(揚げ物で胃もたれするから苦手、とかはありそう)。

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のん
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