弾くことで自分が得るもの
数ヵ月練習し続けた曲に区切りをつけ、ぼちぼちと新しい曲に着手した。ゆっくりと片手ずつの練習で、指使いやリズムを確認しているが、どうもイメージ通りに聴こえないので難しい。
ピアノの練習は、短時間でも毎日行うことが必要と思っているが、思い通りにはならない。数日ぶりということで、いつもより長く、小一時間練習を続けたが、数十分ピアノに向かっていると、15分や20分では消えない雑念が、30分を過ぎてようやく消えゆくのを感じることができた。やはり、一つの「世界」に没入するには、小一時間という時間は必要なのだろう。毎日短時間ずつという形にこだわらず、まとまった時間を集中して取り組むことも前向きに考えたい。
昨日の反省点は、新しい曲の譜読みについては焦らず正確に、落ち着いて取り組むことと、従前の曲のブラッシュアップについては、やはり正確さ重視してペースを守って弾くことであった。
ピアノに向かう心構えとしては、嫌なことを忘れる、ということを忘れないようにしたい。練習も大事だが、練習の心構えも大切だろう。嫌なことを忘れる「導入」として、絵葉書でもピアノの前に飾ろうかと思う。