自己対峙と自己開示のすすめ

みなさま、こんにちは!
早速ですが、左の男、頬杖をつき、ポケットに手を入れ、足を全開し、何かを睨みつけている。なかなかアクロバティックなポーズですね。

手前のスタッフよりも存在感を出してしまっています。
はい、この猛烈な態度をとっている岡﨑です。話を真剣に聞いているんです。本当に。(ちなみにチャックは開いていないです)

元々はテレビ局のディレクターとして働いていましたが、縁あって今はNPO法人D×Pで高校生の就労支援事業にインターンとして関わっています。他にも志持ってキャリア教育事業をやろうとしている京都のベンチャーとか、若手アーティスト支援の事業とかいくつかあるのですが、気になった方はご連絡お待ちしております。

出会いは思いがけない所から

D×Pとの出会いは遡ること2年前、当時、勤め先であるテレビ局で自分の方向性や将来に悩んでいた自分は、梅田であったNPO転職説明会に「Teach for Japan」の松田さん(当時代表)の話を聞くため参加しました。
10団体ほどが集まる中にラフな格好をした特徴的な顔の男性がいました。D×Pの代表である今井紀明(ノリさん)です。初対面のノリさんにどうしようかとラフに相談したところに「辞めちゃえばいいんじゃない(記憶曖昧)」とラフに言われたが、その2年後に会社を本当に辞めてここで活動することになるとは人生わからないものですね。ほんま。

「対峙と開示」

今はD×Pで就労やこれからの生き方を生徒と考える事業に関わっています。そのときに常に自分が意識しているのは「”対峙”と”開示”」です。高校生と話すときも、オンラインで目の前にいない生徒とやりとりをするときにも、自分が何を感じ、何を思っているのかを、自分の中の自分と”対峙”する。そして、自分にも相手にも嘘をつかず、苦しくなったり、相手に強要しているように感じさせないように、自分を”開示”していき、心地よい人間関係を築く。D×Pにいるとそんな当たり前のような人との繋がり方を確認させてくれます。

この前とある定時制高校で、生徒に自分の過去を話す機会がありました。
いつもであれば準備してあることを話すのですが、始まる直前になって、「いつもの話も大事だけど、今はもっとモヤモヤしていることがあるから、そっちを話さないとスッキリしないなあ」と思い立ち、急遽資料を作り直し、生徒に話をしました。現在進行中の悩みだったからまとまってないし、生々しい感情もそのまま。そんな27歳の情けない悩み話を生徒は親身になって聞いてくれ、時には突っ込んでくれました。それがきっかけかは分かりませんが、生徒自身の身の上話や今考えていることを話してくれるなど、繋がったなあという温かい関係が生徒と築けたような気がしました。

昔から、自分の中にある感情を「”普通”はこういうこと思わない方がいいよな」と無視をして、「こう言った方が無難だな」とか、「こう見せた方がいいよな」とか、見栄や建前でのコミュニケーションが習慣になっていました。本音の部分を言ったら、責められたり弱みを握られたと思うのが嫌で。その結果、自分が何を考えているのか何を感じているのか、分からなくなり、表現することができないまま大人になっていました。不幸とまではいかないけど、よく分からないモヤモヤ。

そんなときに仕事で失敗したり、衝撃的な失恋をしたりとショックな出来事が重なりました。モヤモヤした自分に嫌気がさして、消えてしまいたい(死にたいとはちょっと違う)と思い、夜の街をふらつきました。そこで出会った見ず知らずの人に破れかぶれで見せてこなかった自分のことを開示したら、自分としても楽になり、なぜだか相手からも人に話したことがないような話を聞かされる。これまで抑圧していた自分という存在の開放感・人との繋がりを得られたともに、もっと早くにこういう経験ができていればもっと生きやすかったのになあという後悔が心に浮かびました。

そんなときに出会ったのがD×Pです。

高校生と大人が、年齢とか立場を越えてフラットに関われる場。自分が高校生の時にあったらよかったなという場でした。毎回毎回自分と対峙し、相手にどう開示していくのかを意識していくことは、時間がかかるし、しんどい。でも感情をなかったことにしてモヤモヤを貯め込むよりは、誰かに話してしまう方が楽だし、人と繋がる可能性がある。そんな場所が広がれば、自分のような人も世の中もうちょっと素敵に生きられるかも。そんな想いを持って、今D×Pと関わっています。

今更ながら本題

今回、D×Pではバレンタイドネーションと題して、チョコの代わりに寄付を募っています。こうやって自分の一部分を開示することで、もともと知り合いでも知り合いでない方でも誰かと繋がるきっかけになればいいなと、バレンタインドネーションに参加することにしました。

みなさんからの寄付を冒頭の足のように気持ち全開にしてお待ちしております。寄付いただいた方には、岡崎がやっている事業体験と題して、「自分らしい人生について楽しく真面目に一緒に考える体験(オンライン可)」をリターンとします。

https://polca.jp/projects/RS0VgyrJ7VL

ではでは、どうぞよろしくお願い申し上げます‼

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