【防災】第三次世界大戦への備え
*諸注意 この内容は個人的なレポートです。内容には不正確な情報が含まれることがあります。何卒ご理解の程よろしくお願いいたします。
導入
電磁パルス、核兵器についての対策です。
電磁パルス(EMP)
電磁パルス(EMP)は電子機器を壊す兵器です。これをさせられると、私たちの生活の大半(もしくはそれ以上)が機能しなくなることが予想されます。
原理
電磁パルスは、ケーブル・アンテナ類に高エネルギーのサージ電流を発生させ、それらに接続された電子機器などに流れる過剰な電流によって、半導体や電子回路に損傷を与えたり、一時的な誤動作を発生させる。軍事用の電子装置には、金属箔などでケーブルをシールドする、過負荷が予想される箇所に半導体の代わりの真空管を使うなど、電磁パルスに対する防護措置がされているものもある。特に、爆撃機や核ミサイルは、自らの発射した核爆弾や、同じ目標に先行する核爆弾に破壊されないよう、防護措置がされていることが多い。
原理的には、核爆発を起こさなくとも、コンデンサなどを使い電磁パルスを発生させることが可能である。そのため、非破壊・非殺傷兵器として敵の電子装備を麻痺させるEMP爆弾などが考案されているが、21世紀初頭の技術では核爆発によるものと違って小さな規模の電磁パルスしか発生できず、有効半径はせいぜい100 m程度だと言われている。なおアメリカ軍が開発を進めているといわれるが、公式には実用化はされていない。 (Wikipediaより)
流れ的に説明すると、
step1.高高度で核が爆発
step2.大量の価電子が放出
step3.電子機器へ侵入
step4.電子部品に負荷をかける(特に抵抗:コンデンサ等)
➡ ショート(発火)
電磁パルスの中にも種類があります。
・高高度(40㎞以上):到達範囲(大)
・高度(2~20㎞):到達範囲(中)
・地表(0~2㎞):到達範囲(局地的)
これを見た限りだと、原爆(長崎、広島)の時にも少なからずEMPは発生していたのでしょうね。
対策: 電磁パルス(EMP)
EMPの影響を受けるものは、主に「電子基板が入っているもの」と考えていいでしょう。なので、
車、スマートフォン、冷蔵庫、PC 等々はいざという時使えません。
さらに、医療機器にまで影響をあたえるので、心臓にペースメーカーを付けている人は場合によっては死んでしまうでしょう。
ではどうすれば防げるのでしょう。
・電磁波シールド
原材料は板金、金属網、発泡金属、プラズマ(イオン化された気体)。使用方法は使用する対象に対して巻くようにする。ものによっては電磁波に対する周波数への耐性が違うことがあるので注意が必要。
・銅線
使用対象に銅線でグルグル巻きにする。そうすることで、価電子が電子機器へたどり着く前に銅線で遮断(銅線内で価電子が移動している状態になる)される。
備考:銅の伝導率は58.5 [S*m/mm²]
核兵器
核分裂の連鎖反応、または核融合反応で放出される膨大なエネルギーを利用して、爆風、熱放射や放射線効果などの作用を破壊に用いる兵器の総称。(Wikipediaより)
威力
・爆風
毎秒300mの突風が数秒間つづく。温度は数百万度であり即死レベル。
・熱放射
紫外線、赤外線等による多量の電磁波の照射。人体への被害は火傷が主。光を見た場合は失明(網膜の火傷)の恐れあり。
・電離放射線
放射線、EMPなど。(上記参考)
・放射性降下物
俗に「死の灰(フォールアウト)」と呼ばれている放射性物質を含んだ塵である。
対策: 核兵器
爆心地であれば即死です。
ある程度距離が離れいたらまだ助かる可能性が増えてきます。今回はその場合で考えていきます。
熱放射については頑丈な建物の裏に隠れていれば問題ないでしょう。ミサイルが落ちるのが分かった時点で建物の裏に隠れ、三角座りをした状態で、手で耳、目を塞ぎましょう。距離によっては衝撃波で鼓膜が破れ目が飛び出す危険性があるからです。実際に艦砲射撃での衝撃で事例があったそうです(祖父の話)。
備考:姿勢の話は、グレネード(手榴弾)が投げられた時も同じ姿勢をするそうです。
放射線については、なるべくコンクリートなどの厚い建物に避難することが推奨されます。幾らかは人体への影響が軽減できるでしょう。(それでも被害はでます)
備考:トイレへ避難するといいでしょう。トイレは柱の数も多く頑丈なため核の衝撃波もある程度軽減されるはずです。地震が起きた際も有効です。
死の灰から届かないようになるべく遠くへ離れます。30分以内が生と死を分ける境界線です。もし、既に降り積もっているならば建物に籠り救援が来るのを待ちましょう。
備考:熱放射による火傷でまだ助かるにも関わらず放射線によるDNAへの損傷がひどいと助からない場合があります。
その他、自分が今いる場所が安全かどうか確認するには、手で「グッド」の形を作りキノコ雲の方向へ向けます。もし、はみ出すようだったらより遠くへ逃げましょう。納まるようであれば危機は回避したものの「首の皮一枚つながった」程度に考えていた方がいいと思います。
備考:Falloutシリーズ(ゲーム)より
身近な核: 原子力発電所
現在、運用中のもの
【北海道】
・泊発電所 《操業停止中》
【青森】
・東通原子力発電所(1号機) 《操業停止中》
【宮城】
・女川原子力発電所(2、3号機) 《操業停止中》
【福島】
・福島第二原子力発電所 《操業停止中》
【茨城県】
・東海第二発電所 《操業停止中》
【新潟県】
・柏崎刈羽原子力発電所 《操業停止中》
【静岡県】
・浜岡原子力発電所(3~5号機) 《操業停止中》
【石川県】
・志賀原子力発電所 《操業停止中》
【福井県】
・敦賀発電所(2号機) 《操業停止中》
・美浜発電所(3号機) 《操業停止中》
・大飯発電所(3,4号機) 《稼働中》
・高浜発電所 《稼働中》
【島根県】
・島根原子力発電所(2号機) 《操業停止中》
【愛媛県】
・伊方発電所(3号機) 《稼働中》
【佐賀県】
・玄海原子力発電所(3、4号機) 《稼働中》
【鹿児島県】
・川内原子力発電所 《稼働中》
全37基中、25基が現在操業停止中となっている。裏を返せば12基が稼働中である。各々気になっていると思うが果たして、これら原子力発電所はEMP攻撃から耐えれるのでしょうか?気になるところですね。
原爆と原子力発電の相違点
原子力発電の種類は軽水炉で比較してみます。
まず、材料と濃縮度が違います。核爆弾は濃縮ウランや高純度プルトニウムを使用しています。さらに、発生エネルギー(大半のエネルギーを発生終える時間)も桁違いです。
例として、「原爆:ビキニ」「原発:制御棒落下事故」の場合、順に約2×10⁷kW-hr(約1μ秒)、2×10³kWh-r(約1/10秒)とエネルギーだけ見ても1万倍の差があるのがわかります。
まとめ
以上のことから、ミサイルが来たら頑丈な建物に避難し様子をみてより遠くへ避難することが賢明であることがわかりましたね。👍
参考資料・文献
石川廸夫(1996)『原子炉の暴走-SL-1からチェルノブイリまで』日刊工業新聞社.
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