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【国際恋愛】一時帰国中の彼のカルチャーショック

メルボルンで暮らす中で、私の彼ことかみなり君の適応力に驚く事が日々あった。どこへ行っても我が物顔で(笑)生きていける堂々とした姿。ちょっとした事でプンスカしてしまう私からみたら、その厚かましさすら羨ましい 笑

だが、今回の一時帰国で思ったことが一つある。

もしや・・・、日本人は西洋圏で特にカルチャーショックを感じやすいのではないか?!

今回の一時帰国は、久々にかみなり君も一緒に日本へやってきた。私はコロナ以降は毎年用事があったので帰国していたのだが、かみなり君は残念な事にスケジュールが合わなかったのだ。そんなこんなで、彼が最後に日本に来たのも、私の家族に会ったのも5年前!

時の流れとは恐ろしい。

久々の日本に嬉しそうなかみなり君。前回の旅行は4県ほどまわる旅行だったので、私も観光客気分で楽しめていたのだが、今回のメイン・ミッションは私の家族や親戚に久々に会う事である。

田舎の方なので、そういった家族や親戚との集まりは大体畳のある場所で行われかねない・・・!その事実をかみなり君に伝えると、「どうしよう」とあつ森の動物のリアクション如く焦り始めたので、一時帰国数週間前から少しずつ特訓した。

他に、Duolingoでひらがなを練習してもらったり、簡単な挨拶とかは「とりあえず私の真似をすれば大丈夫」と伝えて日本に飛び立った。

実家に無事に着き、久々の再会にみんな嬉しそう。私の親や兄弟はLINEなんかで、かみなり君と少しやり取りをしていたのでモーマンタイ☆そんなに久しぶりな気がしない。

そのままスーパーにちょっと寄ろう〜と、スーパーへ向かう。かみなり君も日本のスーパーは見るだけでも楽しいようで「〇〇みてもいい?」とウキウキである。

そんな私達の前をスーパーの店員の方がササっと通り、作業員用のバックルームへと戻る際にパッとお辞儀をした。

その姿を目の当たりにしたかみなり君、「えっ」と驚き周りをキョロキョロし、慌ててその作業員の方に斜め45度のきっちりとしたお辞儀をしたので、私はキョトンとしてしまった。

彼「あの人、僕にお辞儀したの?なんでお辞儀してくれたの?」

と、不思議そうな彼に私は思わず声を出して笑ってしまった。「違うよ、お店の人がバックヤードに戻る時にする事なんだよ」と伝えると、「僕にお辞儀されたのかと思った!」と2人して笑ってしまう。そうか、知らない人から見たら不思議なのね、これって。

まるでアニメのワンシーンみたいだったので、「ふふふふふっ」とひとりで思い出し笑いをしてしまう。こういった可愛いカルチャーショック事件が、今回の旅行では多発した。

だが、それと同時に彼がここまでカルチャーショックを感じるということは、日本特有のルールや常識を持った人が他の国へ行って「なんじゃそれは」と驚いてしまうのはしょうがない事なのだと改めて思った。

ましてや、海外育ちの日本人の私が日々オーストラリアで「ええええ?!」とワンピースのエネルみたいなびっくり顔をして驚く事があるんだから、日本で生まれ育った人は私以上に色々あるに違いない。

彼の姿を見て「あ、私がカルチャーショックを感じるのは当たり前か」と思えたので、今回の一時帰国、彼と一緒で本当によかった。

ちなみに、あれだけ心配していた畳での座り方問題は、親戚が気を利かせて普通のテーブル席や、掘りごたつや、膝の悪いおじいちゃんとかがよく座る和室椅子なんかを用意してくれたので、私と彼の無駄な心配に終わった。

また、これぞO・MO・TE・NA・SHIだなと親族の気配りに感動したのはここだけの秘密。




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