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【メルボルン奮闘記】買い物下手がマーケットに通い始める

私の1日は、コーヒーを飲んでから始める。世の中の美人は大抵白湯を飲んでから1日を始めるのであろうが、あいにく私の目の前に置かれるのは真っ黒なブラックコーヒーだ。こういうところで、頑張る美人との差が生まれているのだなと、日々自分に言い聞かせているにも関わらずコーヒーに手を伸ばしてしまう。

メルボルンに引っ越してから8ヶ月。我が家のコーヒーは、一丁前にクイーンビクトリアマーケットのコーヒー屋さんで購入したものだ。

香港で数年暮らしていたにも関わらず、私は市場での買い物に苦手意識がある。そもそも香港では、広東語ができない学生だったので、食料品の買い物なんかは大人になるまでした事がなかった。

大人になってからも、「スーパーの方がキレイだし、怖くないし(今はわからないけど、昔の香港の市場は生きてる鶏や蛙がいた)、(広東語を)話さなくていい」という極端な理由でスーパーで買い物を済ませていた。それから数年経って、ニュージーランドやオーストラリアに引っ越して、本当にここ最近ようやく市場という場所にも慣れた

メルボルンCBDにある市場ことクイーンビクトリアマーケットは、買い物下手な私でも買い物しやすい。きれいに陳列されているし、値段もちゃんと書いてあるからだ。私は値段がないものには手を出さない主義なので、そういう買い物のしやすさがありがたい。

唯一の欠点は、人混み。ニュージーランドから引っ越してきた直ぐの頃は、週末のマーケットの混み具合にHPを削られ体を引きずって家に戻っていた。週末は混む。4ヶ月前に投稿した「メルボルンでの節約生活」にもあるように、そんな人がたくさんの場所に、ひとりで行く根性など私には全くなかった。

だが、平日の12時前に行けば大丈夫だという攻略を見つけて、1ヶ月前ぐらいから、ようやくひとりでマーケットに通えるようになりました。経験値レベルが積まれて、ロックが解除されたような気分である。あつ森なら☆3ぐらいに到達したような程度なのかもしれないが、彼に「ひとりでマーケットに行ってきた(ドヤ顔)」で自慢しておいた。

マーケットに何度もひとりで行くようになると、いつも行くお店やルートが定着してくる。これは人によってお店を選ぶ基準が違うのかもしれないが、私は大抵お店の人の感じの良さ、値段、クオリティーの順で判断する。どんなに物が良さそうでも、お店の人がイライラしているお店では、どうしても買えない。ガラスのハートなので、感じのいい人のお店にしか行けないのです 笑。

ちなみに、行きつけのコーヒー屋さんは、行くたびにスタッフが毎回違うにも関わらずみんな感じのいい人なのだ。スタッフの人みんな心に余裕がある様子で、漫画だったら後ろに「シャララ〜」って効果音と共にキラキラが飛び交っているに違いない。特別フレンドリーだとか、そういう訳じゃないのに、いつも行く度にいいエネルギーをもらっている気がするので、私の密かなパワースポットになりつつある。

今日のコーヒーは、Panama Rainforest Allianceというもの。次のコーヒーはどれにしようか選ぶのが楽しみだ。

ちなみに、ここのお茶もとっても美味しいのでおすすめ。

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