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カンテ・グランデとハイバイて千穐楽に行った話
わたしもそうだけど、サニーも、
「何かあったら…」が心配で予定を前倒しにする傾向がある。
そのせいで11時のオープンにあわせて到着すればいいものを、10時38分にはすでに店の前に着いていた。駅から徒歩7分、とナビに表記されているのにわたしたちの待ち合わせは「駅に10時30分」だった。
なんなら新大阪駅から地下鉄御堂筋線中津駅まではなんと4分だったのに、わたしは9時30分に新大阪駅に着いていた。
関東で大雪になるかもなどと前夜ニュースで見たせいで、徐行運転になって新幹線の到着が遅れたら、予約の時間に間に合わなくてお店に迷惑をかけてしまう…と不安になって夜中にのぞみちゃんの時間を変更したわたくし。
雪は降らなかったし、徐行運転もなかった。
新大阪駅で無駄にお茶を飲んだ後中津駅へ向かい、何事もなくナビ通りに歩いて、10時38分に「カンテ・グランデ中津本店」に到着。
何かあったら、が積み重なった挙句、またしてもオープン前の店先に佇む事態になっている。
「…でもまあ遅くなるよりはな」
「だよね」
何かあったらチームはこうしてお互いに高め合って、何事も前倒しにしてしまう。
少し学習した方がいい。
お隣の富島神社をお参りしたり近所をうろうろ歩いたりしてようやく11時。
門を開けるおねえさんに案内されてわたしたちは念願のカンテ・グランデさんに足を踏み入れた。
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関西在住のサニーもカンテ・グランデさんは初めてで、ふたりでキャッキャ言いながら階段を降り、わぁこんなんなってんだーとテンションが上がった。
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雑多な感じのインテリアがすごく良くて、めちゃくちゃキョロキョロしてしまった。シュッとしたシンプルなカフェより、わたしは断然こっちのごちゃっと感の方が好き。
もう何年前になるのか考えたくないので考えないけど、まだドカンと人気が出る前のトータス松本がユースケ・サンタマリアとMCをしていた番組があって(スペシャTVで)そこでバンド結成のきっかけとしてこのカンテ・グランデを紹介してたのだ。
ちなみに当時のユースケ・サンタマリアはビンゴボンゴというラテンバンドのボーカルだった。すごく好きな曲があってCD買ったもんね。
その時からいつか行きたいなーと思っていて、今回念願の!なので、喜び方にも年季が入っている。
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カレーはもちろん美味しかった!食べやすい辛さで、飽きない感じ。いいなあ近所にあったらしょっちゅう行ってる。
サニーとはやっぱり猫を通して仲良くなったねこ友達なのだけれど、仕事内容が似てるということもあってめちゃくちゃ仕事の愚痴をこぼす相手でもある。
なぜ人はメールor Instagramの文章を最後まで読まないのか。
なぜそこに書いてあることを無視してこっちにすべて聞いてくるのか。
どんなに言葉を尽くして説明しても、読む人は読むし読まない人は読まない。
それでもなんとかわかってもらおうと親切丁寧にすると文章が長くなって、元々ちゃんと読む人だけが読んで、読んでほしい人はやっぱり読まない。
まるでチャットみたいにメールで問い合わせしてくる人、あれなんなん。
こっちはあんたひとりを相手しとるんちゃうで。
マジそれ、せめて名前書いてこい。
最近インスタの広告で立体的な分度器みたいなカタチの、足の運動するやつばっか流れてくる。
知っとる知っとるアレめっちゃ気になっとる、踏み込まなくてもいいやつやろ。
あんなんテレビ見ながらできるし良くない?
いいよなあ。
あとアレなに?すーっとなぞるだけで目の下のたるみとか消えるやつ
ああ!でもあれは加工してあるだけじゃん。
でも1000円くらいなら試してみたいわー。
あたし買ったで、某えりくしーるの。お試しのやつ。
えー効果あったらおしえて。
あとさ靴の中敷き!
ああ!敷いてるだけで5キロ落ちるみたいなやつ!
あんなんさあ…
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仕事だけじゃなくババアならではの悩みから身内の愚痴までドカドカ喋り倒して、席が埋まってきたので出ることにした。
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サニーは観劇が趣味だけあってホントーーにいろいろな演劇を観ているので、実は今回ハイバイに誘うのを少し迷った。
観る目が肥えてるというか、ちまたで評判のいい舞台も「んー、イマイチやったな」とか、俳優さんの使い方について「宝の持ち腐れ!もったいなかった」とバシュッと言い切ったりする。
なのでハイバイも「おもしろなかったわ」と言われたらどうしよう。
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杞憂だった。
サニーもしっかり楽しんでくれたようで、ホッとした。
前の列に大きめのおじさんが4人並んで座っていたので、わたしはちょっと首をかしげたりしないと推しの姿が観えなかったりして少し落ち着かなかったけれど、それでもやっぱり、出てくるだけで(ヒーーーーーー!!!!)と心の中で叫んでいたし、何度か(…かっこいい……)とマスクの中で声に出した。
終わった後にサニーが
「大倉さんやっぱ大きいな、大きくて手足が長くて頭が小さくてかっこいいし、お笑いパートのとこはかわいい」
と言ってくれたので
「デショデショッ!」と前のめりで答えた。
「んであのネクタイの…」
「ネークーターイーーー!!!あれはもうさぁ!ちょっとさぁ!」
「あれを前回、最前ドセンターで浴びたわけや」
「もうさぁ〜〜〜あたしよく叫ばんかったと思うわあんなん目の前でされたらさぁちょっとヒーー!ってなるじゃん?あんな近くにくると思わんかったしさ!(超早口)」
「ネクタイをな、こうな」
「ひゃーーーーー!!!」
思い出し高ぶり。
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じたばたコーフンした挙句、なぜか指揮者の佐渡裕さんとハイバイの岩井秀人さんと3ショットを撮って帰ってきた。佐渡さんもびっくりやろ。
ハイバイ「て」については前回も語ったけれど、今回でさらに気がついたところがあって、やっぱりわたしは太郎ちゃんに肩入れしてしまう。
もう一回観たい。
なんとか配信とかしてくれないかな。
あの色気が爆発してる大倉さんを皆さんに観ていただきたい。