心にあいた穴と一緒に生きるという事
幼少期に「親に愛されなかった」という思いがある人は心にぽっかり穴があいちゃっていて、その穴を埋めてくれる誰かを一生懸命探そうとするんですよね。 そうするとどうにもこうにも恋愛がうまくいかないわけです。。 というのも心に空いた穴を埋めてくれる人って存在しないからなんですね。
パッパとマッマが子供時代に空けた穴の型と、誰かがくれる愛情って形が違うから絶対埋まらないんですよ。 そして、今のパッパとマッマでも埋められないわけです。 パッパとマッマも時間とともに変化・成長しているので「あの頃」のパッパとマッマはすでに存在しないからです。
誰かがこの穴を埋めてくれるって信じてるとすごくつらいんですよね。 もしかして
・この人が埋めてくれるかもしれない
・結婚すれば埋まるかもしれない
・子供ができれば埋まるかもしれない
・パッパとマッマが改心(?)してくれれば埋まるかもしれない。
・今の私は偽りの自分でどこかの世界線で愛された自分が存在するかもしれない
みたいな感じになっていくわけです。最後の方は完璧に妄想ですが。 じゃあ埋まらないならどうしたらいいんだよ!! と思うかもしれませんが大切なのは「穴のあいた自分も自分なんだ」って受け入れることなんですよね。
いつか穴が埋まった自分に出会えると思っているわけですが、出会えるわけもない。なら、穴があいた自分ごと愛してあげるしかないわけです。 日々の生活を頑張って、身近な人を大切にして、困ってる人を助けたりして、 それで時々自分の心にあいた穴をみて
「ああ、本当に不幸だ」ってしみじみと悲しめばいいと思うんです。「不幸だった」って過去のことだと思えたらそれはすごい幸せなことだと思います。大体は悲しみは現在進行形じゃないですか…。 でもその悲しみにひたり過ぎちゃうと韓流ドラマのヒロインっぽくなっちゃうわけでして。
韓流ドラマにはイケメンがいますが人生にはそんな救いはないので、自分のぽっかり心の穴の周りには、せめて自分が、花を植え水をまき、木々を育て、音楽を奏で、晴天の中、自分だけが愛でればいいと思います。
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