体は知っている
どうにもしんどくて気持ちが落ち着かなかった時に
ひたすらに歩いていた。
時間があれば
ただひたすらに。
それに付き合ってくれる
友人と
歩いたこともあったし
一人で音楽を聴きながら
グングン歩いてた時もある。
2駅分は余裕。
仕事終わりに終電に間に合う範囲なら
歩く。
夫と初めてのデートで夜通し歩いて
最寄り駅まで帰って、そこからお付き合いが始まったし。
今思えば
あれは私にとっての
グラウンディングだったし
マインドフルネスだったのかもしれない。
身体は知っていた。
上の子を産んで退院してから初めてのお散歩は
すごく近くだったけど
梅の花が咲いていて、子どもはスヤスヤと私の腕の中で寝ていて尊すぎる時間を今でも思い出す。
それからバタバタと育児は始まって
余裕なんて1ミリもないと感じる日もたくさんで
どうしても頭でぐるぐると考えることが
多くて
ズーンと心も体も重くなっていくのだけれども
そんな時に身体を動かすことができると
スッとして戻ることができる。
(昔はそれが瞬間的だったし、家に帰ればまたグルグルズーンとしてた)
外に出て歩く、なんなら日を浴びるのがどれだけ
大事なのかよーくわかった。
今日も家族みんなで公園に行く道のりで
下の子が一生懸命小さなストライダーをひきながら
これまた一生懸命におしゃべりする後ろ姿。
生きるを100%してる。
ハッとさせられた。
体はやっぱり知っている。