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私の鏡

友人と話した時に
娘が友だちの名前を覚えられないことを話したら
それ、あなたと同じじゃん。
と言われて気づく。

そう、私は人の名前を本当に覚えられない。

昔、仕事柄いろんなジャンルのいろんな人に会う
ことが多くて
だけど本当に良くしてもらったりしてるのに
もう全然覚えられないのだ。

近い友人や何度も会う人は大丈夫。
問題は1.2回一緒にお仕事した方とかだともう無理。
〇〇さんが〜とか言われたところで
どこのどなたかわからない。
だから、にこやかにスルーするしかない(よろしくないですね。。。)
顔はわかるけど、お名前わからないなんて
日常茶飯事。

冒頭の娘の話をした友人は
私と真逆で、特技。
特技とは言ってないけど、それはもうナチュラルに
顔と名前がインプットできちゃう。

なんだろう、社交性とか関係あるのかな。

元々、誰かと関わるのが苦手で(コミュ障)
でも、表向きはそんな感じには見えないらしいのだけど
何を話せばいいのか怖がりながら、緊張しながら
その場をやり過ごすことが多かったなぁ。
自分が受け答え間違えないように。
自分が変なこと言わないように。
だからきっと覚えられなかったのかも。

名前覚えられない娘は
やはり人見知りするタイプだし
知らない場所に慣れるまで時間がかかる。

私の鏡のような彼女。
顔もそっくり。

長い年月
私は覚えられないことを
自分の中に受け入れなかったけど
もうそれは受け入れてみると
なんてことはない。

だからこそ娘にヤキモキしたりして
つい口出ししてしまうけど

待て待て。

彼女は受け入れている。(多分)
だし、覚えられないことはダメなことではない。
だから彼女はなんてことはないのだ。
私の物差しで判断してる。
決めてるのは私じゃないか。

なんなら娘はもうすでに受け入れてるのだ。
私の言葉によりそれを受け入れなくなるかもしれない。
それはよろしくない。

そういう判断してること
たくさんあるよなぁ。

私は私を鏡で見て思う。

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