【保存版】デザインの9割は計算できる。センスに頼らない"論理的な美しさ"の作り方
「デザインセンスがない」は思い込みかもしれない
「どうせ私にはデザインのセンスがないから…」
そう思い込んでいませんか?
実は、その考えは間違いかもしれません。
私自身、理系エンジニアとしてデザインに苦手意識を持っていました。
しかし、あることに気づいたのです。
デザインの基本原則は、実は非常に論理的で、むしろ理系的な思考が得意な人の方が理解しやすいものだったのです。
デザインの本質は4つの原則だった
デザインの良し悪しを決める要素は、実はたった4つの原則に集約されます。
これは世界的に認められた法則で、一流デザイナーも必ず意識している要素です。
原則1:「近接」- 関係性を距離で表現する
近接の原則とは、関連する情報を視覚的に近づけ、関連しない情報との間に適切な距離を設けることです。
例えば:
・商品名と価格は近づける
・異なるカテゴリーの情報は離す
・メニューアイテムのグループ化
この原則を使えば、情報の整理は単純な距離計算になります。
12px以内なら関連情報、24px以上離せば別グループと認識される、といった具合です。
原則2:「整列」- 美しさは揃えることから始まる
整列は最も理系的な原則です。
要素を同じライン上に配置するだけで、驚くほど洗練された印象になります。
ポイントは:
・左揃え、中央揃え、右揃えのいずれかを選択
・複数の要素を同じ基準線で揃える
・グリッドシステムを活用する
例えば、Photoshopやイラストレーターのスマートガイド機能を使えば、数値的に正確な整列が可能です。
原則3:「反復」- 一貫性がブランドを作る
反復とは、同じデザイン要素を計画的に繰り返すことです。
具体的には:
・同じフォントの使用
・同じ色パレットの活用
・同じアイコンスタイルの採用
これにより、記憶に残りやすく、プロフェッショナルな印象を与えることができます。
原則4:「対比」- インパクトの出し方を科学する
対比は、要素間の違いを明確にすることで、視覚的な階層構造を作ります。 効果的な対比の例:
・文字サイズを1.5倍以上の差をつける
・補色関係の色を使用する
・余白量を3倍以上変える
4原則を応用した実践テクニック
これらの原則を実際のデザインに落とし込むために、具体的な手順を見ていきましょう。
Step1:グリッドシステムで整列と近接を実現
まずは8pxグリッドを基準に考えましょう。
これは多くのデザイナーが採用する黄金律です。
実践手順:
作業スペースを8pxごとのグリッドで区切る
関連情報は8px(1マス)の間隔
別グループは24px(3マス)以上空ける
すべての要素をグリッドラインに合わせる
これだけで、プロのような整然としたレイアウトが作れます。
Step2:テンプレート作成で反復を自動化
反復性を確保するため、以下の要素を決めてテンプレート化しましょう:
・見出しフォント:サイズ24px
・本文フォント:サイズ16px
・アクセントカラー:#FF4081
・ベースカラー:#333333
・余白:上記グリッドに従う
これを1度設定すれば、後は当てはめるだけです。
Step3:対比で重要情報を目立たせる
重要度に応じて、以下の数値で差をつけます:
・主要見出し:24px
・副見出し:16px
・本文:14px
・補足:12px
色の対比は、明度差を50%以上つけることで読みやすさが保証されます。
4原則を使った改善事例集
Before/After事例1:SNSバナー [Before]
・情報がバラバラに配置
・フォントサイズの差が小さい
・統一感がない
・グリッドで整列
・サイズ比1:2で対比をつける
・同じフォントファミリーで反復性確保
結果:いいね数が3倍に増加
Before/After事例2:町内会のチラシ [Before]
・無駄な情報が多い
・視線の流れが不自然
・情報の優先順位が不明確
・整列
・近接
・無駄な情報の排除
結果:参加率が2.5倍に向上
まとめ:デザインは才能ではなく、論理の積み重ね
デザインの良し悪しは、センスや才能ではなく、これら4つの原則をどれだけ意識的に活用できるかにかかっています。
あなたも今日から:
近接で情報を整理する
整列で秩序を作る
反復で一貫性を持たせる
対比でメリハリをつける
これらを意識するだけで、デザインの品質は確実に向上します。
実践してみて気づいた発見や成果を、ぜひコメントやいいねで教えてください。
あなたの経験は、同じように悩む誰かの助けになるはずです。