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【映画】群れを守るために腐った個体を始末する・ビーキーパー

2025年の映画初めにぴったり、ジェイソン・ステイサムのきれきれアクションが楽しめるビーキーパーの感想です。

【あらすじ】

アメリカの片田舎で静かな隠遁生活を送る養蜂家。ある日、彼の恩人である善良な老婦人がフィッシング詐欺にかかり、 全財産をだまし取られた末に自ら命を絶ってしまう。
詐欺組織への復讐を誓った養蜂家は、 かつて所属していた世界最強の秘密組織“ビーキーパー”の力を借り、 怒涛の勢いで事件の黒幕へと迫っていく。(公式サイトより)

【感想】

冒頭5分ほどでジェイソン・ステイサム演じる養蜂家が、寡黙で無愛想だが誠実な人間(ただし訳あり)という事がひしひし伝わってくる。そして早々に恩人である老婦人が悲惨な目に合う。もうこれは様式美。ジョンウィックとイコライザーで慣らされた我々には、くどくどしいあったか交流エピソードはもはや不要。
そして定石通りビーキーパーの怒りのスイッチが押され、悪の本拠地は灰と化す!…んだけど、とにかくスピーディ!余計な感傷シーンはなくアクションもストーリーもどんどん進んでいきあっという間の2時間。
お約束の「おいおい、おっさん〜引っ込んでろよ」という舐められ対応からの一撃。最高。
これ、養蜂家ステイサムは復讐だけで殺戮してるわけじゃない(たぶん…)。蜂の群れ(人間社会)を守るため、善なる規律を破った者を排除してるんだよね。

養蜂家を追うFBIコンビがまたいい!1人は老婦人の娘で、詐欺組織への怒りと職務への責任感とで板挟みになってるんだけど、相棒のイラン系男性とのとぼけたやり取りがクッションの役割をしてて、ストーリーに上手いこと起伏が。
続編あるならまた2人にも出て欲しいな。

年始から気楽に観れる爽快映画でした!

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