ゲーム「It Takes Two」で愛について考えた半月
【毎日更新チャレンジ 3日目】文章を書く練習も兼ねて、毎日30分間で書ける記事を投稿する挑戦をしています🤗
今日は、 #ゲームで学んだこと のタグを合わせて書いてみます。
みなさんはゲームしますか?
私は子どもの頃からゲームにあまりハマった記憶はありません。かといって全くしていなかったわけでもなく、弟の影響で触れてはいたので、有名どころはそれなりに知っています。
小学生〜高校生の頃はどうぶつの森をやったり、カービイやマリオも一通りしましたね。桃鉄も一時期ハマりました(Switch版欲しいです)
何年もずっとしているゲームや習慣でプレイするということもなかったんですが、最近身近な人の影響でゲームに触れるようになりました。
これまであまり触れてこなかった(親御さんはあまり触れさせたくない?)サバイバル系のゲームの面白さや、知ってはいたけどやってこなかったゲームをやってみて、その精巧さに驚きました。
そんな中、最近とても面白かったゲームをひとつご紹介します。
タイトルは「It Takes Two」
ストーリーは、離婚危機にある夫婦が仲違いを修復するために不思議な世界へ冒険にでかけるというもので、全編に渡って2人でプレイしないと遊ぶことはできません。
プレイヤーは夫婦のコーディとメイ、それぞれどちらかを操作します。それぞれ協力し合いながら物語を進めていくのですが、私が特にこのゲームで面白い、いいなと思った点が2点あります。それは以下です。
・映画のようなストーリー性
・どちらかが出来てもダメ
まず、はじめに感動したのが脚本がきっちり書かれている点です。物語の始まりは今にも離婚しそうな夫婦のシーンから始まるのですが、進めていくにつれてどんな部分ですれ違いが生じたのか理由が明らかになっていきます。
このゲームは全体を通して「愛」というのがキーワードになっています。愛を失った2人が、愛について考えて向き合い取り戻すストーリーです。物語の案内人として登場する、愛の伝道師と呼ばれる本を擬人化したキャラクターと夫婦が会話しながら、本音や相手に思っていることを少しずつ打ち明けていきます。
最初は夫婦もお互いを貶し合い、否定しているのですが、冒険を共にしていくうちに相手のことを理解しようしていきます。ゲームの所々にそういったシーンが挟み込まれているのですが、その映像が一般的なゲームの倍以上あると思います。ゲームを進めて楽しむことだけでなく、映像作品として楽しませようという感じがします。
調べてみるとどうやら映画監督からゲーム開発者に転身したジョセフ・ファレスさんという方がチームを率いているようです。この方自身もとてもユニークな方で、任天堂へのリスペクトを込めたようなギミックも感じられます。
物語に登場するアイテムとストーリーも絶妙にリンクしていて、例えば磁石が必要なステージでは、それぞれ引きつけあったり反発し合う磁石が、主人公2人の魅力の比喩にもなっています。
もう一つは、どちらかが出来てもダメ、2人で進まなければいけないということです。
本作はオンラインでプレイすることもできますが、ソファーで隣り合って遊ぶ“カウチCo-op”と呼ばれるゲームでもあります。ジョセフ氏は先ほどのインタビューで、
時にソファーに座ったプレイヤー同士が「じゃあ俺こっちやるな」とか「あれよろしく」といった具合にやり取りする事すらもストーリーの一部のようになる。こういったことのすべてが私達にとってとても大事なんです。
とおっしゃっています。
ゲームをあまりしないながらに感じたある種の違和感はおそらくここです。このゲームは圧倒的にリアルタイムでの会話が必要です。むしろ無いと進められません。ボイスチャットで会話しながらゲームをプレイすることは一般的ですが、それ以上に具体的に情報を交換しながら、ミッションをクリアしていきます。
どちらかが出来ても進んでいかないし、どうやってやるんだろう?という疑問を2人で解決していかないと動けません。
家で過ごす時間が増え、旅行やキャンプの計画を立てて実行するようなプチ冒険もなかなか出来ませんが、このゲームでお手軽に共同作業の良さを時間できそうです。
物語では、愛は理解すること・違いを認め合うことなど教えを説いていくのですが、それもただ説教じみているものではなく、ゲームをクリアした2人だからこそ納得するような形で会話が続いていくため、超大作の映画をみているような気分でした。操作も時に難しい部分もありますが、何度でもやり直せるところがいいですね。チャレンジする限りは何度でも出来るという感じがして好きです。
GW前から週末やり始め、ついこの前ゴールしました。こんなゲームあるんだ!と感動です。ゲームのやりすぎはもちろん良く無いですが、映画や本のように心に残るゲームってあるんだなと感じました。