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【休職日記】突然休職した社員のその後#41


「お見舞金があります。」


上司からこんなLINEが来て1ヶ月が経つ。
ささやかなお気持ち程度の額だと思うけど、
ネットバンクのアプリを毎朝チェックしちゃう。



いまだに振り込まれない。




やっぱりその話は幻想だったんじゃないだろうかと思いつつ、少額でももらえるだけで休み師にはありがたいので、あきらめずに毎朝アプリをタップする。



正直お金が減っていく状態が苦しい。


けど、まだこのままでいたい。


働きたい、まだ戻りたくない、を日々右往左往しています。



人はひとりひとり違うのに、群衆になった途端に無個性な塊に見えるのはなぜでしょう。機械みたいに同じ時間に、同じ方向に歩いていく。
チクタクチクタク、時計のように。
カタカタカタっと、プログラミングされているかのように。



機械の一部になりたくない。
私はそばから傍観していたい。



そう思うと、私の前世ははぐれメタル、倒したら経験値4万だったのかな。

勇者に見つかって倒されないように、間を縫って、生きのびたいです。

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