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【休職日記】突然休職した社員のその後#47|無職の五段階を検証してみた

キャリアブレイクについて面白い記事があったので紹介します。

無職の5段階!?マズローの五段階欲求・・・なら聞いたことありますが、これはない。なんか面白いですよね(笑)


こちらはキャリアブレイク研究所さんがまとめた、キャリアブレイク中の
「気持ちの推移」についてのグラフです。

情報ソースはキャリアブレイク研究所さんが独自に収集した、キャリアブレイク後の方達約30名のアンケート&ヒアリングデータを元に作られたそうです。

これを見たとき、無職にも段階ってあるんだな・・・と目から鱗でしたし、私の状況と確かに重なるところもあって、つい検証したくなってしまいました。


この推移は大きく以下の5段階に分かれて表されています。
①解放期、②虚無期、③実は期、④現実期、⑤接続期

私の実例を踏まえて、見てみましょう。

①解放期

会社を離職してすぐは離れられた安堵から気持ちが落ち着きます。
昼まで寝たり、ネットフリックスを見たり、食べたいものを食べたり。
このタイミングで、カウンセリングなど、ちょっとしたサポートを受ける人も多く、人間を取り戻し、自分にがんばったね、と声をかけてあげるシーズンです。

https://note.com/careerbreak_lab/n/n8d9ddd9c8de9

すごく覚えがあります!
私の場合は、休職に入って約1週間がこの時期でした。人によってこの期間の長さって変わるのかなあ。
仕事のストレスから解放され、毎日ご機嫌でした。それこそネットフリックスを見たり、人と笑顔で話していたり。背中に羽が生えたように、なんでもできる!なんでもなれる!とバレリーナのようにくるくる回っていました。
スピリチュアルな知人から、「なんかズッコと会社の接続が切れてるよ!!」と言われるくらい、なんか新しい世界を堪能してました(笑)。



②虚無期
自分を満たしていくと、なんで私は休んでいるのだろう、と社会とのギャップが見え始めます。意思を持って、休むことを決断したはずなのに、その決断が正しかったのだろうか、など自分を責めたりします。また、余裕が出てきて、友人や家族、ハローワークと接するタイミングも増え、心無い一言を浴びたり、社会のレールから外れた罪悪感などを感じたりする人もいます。
実際、そんなことは「偏見」でしかなく、「働かなきゃ亡霊」に苦しめられているだけです。でも辛いです。
このタイミングで焦ってしまったり、様々な理由から、就活を始めて復職する人も多くいます。一方で、このタイミングで一緒にキャリアブレイクを乗り越える仲間に出会うことも大切だと感じ、仲間や情報に会える居場所の運営をしています。

https://note.com/careerbreak_lab/n/n8d9ddd9c8de9

この時期もありました!
精神的な体調が一番崩れていた時期です。
内臓疲労だったのかなあ。なんだったんだろうアレ。ちょうどデザフェス後の疲労と重なってしまった感はありますが、結構日常を送るのがギリギリでした。カフェインレスのカフェオレを飲んでも貧血のような症状が起きるくらいすごく弱っていました(驚)
自分の中でいろんな葛藤が起きちゃって、一つ一つに全力で向き合うしかない、みたいな状況でしたね。まさに脳内レスリング。

▶︎脳内の葛藤の様子はこちら

会社への罪悪感とか、この状況になんでなっているんだろうっていう疑問とか、そこからの自分への責めとか。とにかく迷いと不安と焦りの中で、自分を保っていることに必死だった。すぐに会社へ戻ろうとしていました。

▶︎罪悪感にまみれていた私はこちら


でも、体調的にも万全じゃなかったですし、「焦らなくていいよ」と周囲の方が言ってくれたおかげでなんとか休み師を続けることができました。今思えば、すぐに復帰しなくて本当によかった。そしてこの時期が去ってくれて本当によかった。




③実は期
虚無期のあとくらいから「実はお菓子がつくりたかった」「実は一人旅をしたかった」「実は音楽の仕事がしたかった」「実は地元に戻りたかった」など、心の奥にあった、本当の声を聞けるようになってきます。①の開放期は、表面的な自分の欲望を満たすのに対して、この期では、「実は」から言葉が始まるような、深層心理的な言葉が出てきます。
こういった自分の言葉を聞くには、感性の回復が必要だと思っていて、①の開放期、②の虚無期が重要な役割を果たしてくれます。
②の虚無期も単体で見ると、悪いシーズンですが、無職というなんの肩書きもない自分を味わうこと、手放したことを実感すること、が重要な時間になっています。
ここで、自分の言葉を聞くことも重要だと考え、「無職の自由研究発表会」という場を行っています。まだクローズ運営なのですが、興味がある人はぜひお問合せください。
その自由研究などから生まれたアイデアを小さく試してみる「マイプロジェクト」もこの時期に行う人が多いです。お菓子を作って販売してみたり、友達のイベントのチラシをデザインしてみたり、会社がなくても社会接続できることを知ります。

https://note.com/careerbreak_lab/n/n8d9ddd9c8de9

「実は期」っていうネーミングがおもろいですね。
この頃は私の中では、「実家でずっと平和で暮らしたい」とか、「ずっと書いていたい(描いていたい)」っていう願望が出てきたことが当たるのかもです。

▶︎願望が湧いてきた私はこちら

あと、「場づくりがしたい」という願望も湧いてきてました。
最初、実家のある地元で何か空き家などを活用してカフェやフリースペースでもやってみたいなと思って近所の人に相談などしていたのですが、実家での生活が合わず、この計画はいったんやめたのです(笑)実家暮らしをしながらでもないと、すぐにこの計画を進めていくのはきついと感じたためです。場づくりは、長期的目線で取り組んでいけばいいかなあ〜と今はゆるく捉えてます。まずは目の前の生活から・・・。


④現実期
実は期で、自分に出会い、言葉にし、やりたいことが見えてきたあとに、「それが仕事になるのか」という壁が出てきます。それが現実期です。一度、理想を最大限膨らませているので、それに見合った会社や仕事を見つけるのは一苦労ですし、それに今の自分のスキルやキャリアでは非現実的な場合もあります。また、内定をもらっても給与が低かったり、待遇が悪かったり、現実的な問題と自分の声とのはざまに苦しみます。
このタイミングで職業訓練やスキルスクールに通い始める人も多くいます。ここでは、獲得スキルなどによって、離職期間が大きく変化するため、一概にキャリアブレイクの標準機間をお伝えできないのも、この期間にあります。

https://note.com/careerbreak_lab/n/n8d9ddd9c8de9

うん、確かに。「実家で平和に暮らしたい」はかなり難しいと悟ってましたね(笑)。

▶︎現実の実現可能性に諦めを見た私はこちら



「ずっと書いていたい(描いていたい)」で何を書く(描く)のかは、主に自分が書いているこのような日常のエッセイや、物語などを指しているので、到底すぐにはお金にならなくて現実的でなく、そのことに憂鬱になっています。会社の仕事に費やす時間を正直減らしたい、と今でも思っています。リモートワークの環境下であれば、隙間時間に取り組むことはできるかもしれないと思いこの頃から転職も視野に入れ始めましたね。今の会社で勤務日数減らしたまま正社員とかにしてくれないだろうか…など方法は模索中です。とにかく生活を保証する安定収入がないとクリエイティブも光りませんので、実現方法に頭を抱えております。生活への不安をなくさねば、なんとやらです。

▶︎収入とやりたいことの現実にもがく私はこちら


⑤接続期
接続期、④の現実期の壁にぶつかるとそのまま心が折れそうになります。せっかくキャリアブレイクで積み上げてきた想いが、崩れそうでなんとも言えない気持ちになります。このタイミングでも必要なのは、仲間だと思います。一緒に積み上げてきたことを知り合えている仲間同士で、社会に接続できる状態や会社、働き方を模索します。
理想と現実をすり合わせていくこのタイミングは、社会と向き合います。一時的に会社から離れていたことで社会の見え方が変わり、社会との関わり方を考えてきたすべての思考をここで使います。悩みます。
就職期ではなく、接続期と呼んでいるのは、会社に入ることだけが社会接続ではないですし、会社に入ったから社会に接続できるのかと言うとそうでもない。キャリアブレイクを通してみんなが考えているのは、「どんな風に社会と接続しようか」ということを思案しているように見えるため、接続期と呼んでいます。

https://note.com/careerbreak_lab/n/n8d9ddd9c8de9

就職や転職だけが社会復帰とは言わないですもんね。
私は今この時期に来ているような気がします。向かっている方向がこれでいいのかなあという疑問も少しありますが、とりあえず、安心してクリエイティブを続けられる環境を探していきます!場づくり活動も、余裕が出てきたら少〜〜しずつ進めていきたい。将来的には会社で働く日数を減らしても収入が今と同じくらいな状況になったら嬉しいですね^^ふふふ
なんかそうやって少しずつ言語化していくうちに、目指すところに近い方とお知り合いになる機会も増えました。やっぱり言語化って大切ですね!あとは直感とフィーリング。
そこに行くための手段を、これから時間をかけて探って行こうかな。


というわけでキャリアブレイク研究所さんの面白い研究の検証でした。
私の事例とも重なるところが多かったですね。

こういう風に支えてくれる人がいるのって、本当ありがたいです。サンクスです。


休み師の生活で焦っている方は、ぜひこの5つの気持ちの移行期を思い出してみてくださいね!焦らなくても、大丈夫!


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