酔拳/酔八仙拳とは②、、、??
酔拳/酔八仙拳とは②、、、??
前回に続き、酔拳/酔八仙拳の歩法、手法について、掘り下げていきます!
①歩法について
・酔歩(すいぶ)
まず初めに酔拳と聞いて、誰しもイメージするのが、この千鳥足!
酔った様にふらふらと左右に動く歩法を酔歩と言います。
相手を惑わしたり、狙いを定めづらくさせる効果がありますが、ただ脚を出すだけでなく、そのまま蹴りにも変化出来る、使い勝手のよい歩法です。
脚運びと蹴りを織り交ぜ、相手には実と虚を分からなくするのも狙いです。
・浪歩(ろんぶ)
左右に動く歩法の酔歩に対して、前後に動く歩法を浪歩と言います。
突然、前に動いて距離を詰めたり、頭突きや体当たり、肘打ちなどの攻撃に展開するもよし!
急に後ろに下がり、相手が追ってきたところに回転技を繰り出すもよし!
酔っ払い特有の予測不能な動きで、間合の調整にも大活躍です。
どちらの歩法にも共通している点は、歩法が攻撃と防御一体になっていて、すべて繋がっていることです!
②手法について
・酒盆指(しゅぼんし)
こちらも酔拳といえばこれ!感がありますが、親指と人差し指でおちょこを持つ様な形をつくり、残りの指を軽く曲げると、酒盆指(しゅぼんし)という手法になります。月牙叉手(げつがさいしゅ)の名の方が有名かもしれません!
グーで握り込まないのは、打ったり、掴んだり、指を使う技が多く、自由に変化出来る為です。
また、力を込めて握り込まないことでより速く、より力が出やすいとされてます。
・酒盆拳(しゅぼんけん)
人差し指を折り曲げ、親指で固める手法を酒盆拳といいます。
鳳眼拳(ほうがんけん)とも呼ばれ、点穴の様な狭い点を打ち抜く時に使います。
■まとめ
歩法や手法には、簡単な要求がありますが、「こうしないといけない!」といった、決まったものはありません。
自由自在に使い、闘えるからこそ、酔拳の持ち味を存分に発揮することが出来ます!!
改めて、書いていて痛感することは「言うは易し」です!
術利を理解して、活用・応用出来て、初めて自分の技になることを刻み、心して修行して参ります!
読んでいただき、ありがとうございます!!!
引き続き、よろしくお願いいたします!!