套路(とうろ)について
套路(とうろ)とは、、
中国武術には、様々な拳種毎に、套路(とうろ)と呼ばれる型があります。
洪家拳でも特に、工字伏虎拳、虎鶴双形拳、鐵線拳の洪家三宝と呼ばれる套路が有名です!
もちろん、酔拳、酔八仙拳にも套路があります!
ちなみに、ジャッキー・チェンの映画「酔拳」にて、酔八仙拳の演武シーンがありますが、ジャッキー自身が映画の型は創作したと後に言及されております。
①套路を覚えることがゴール??
套路を覚えたら、その技を習得した様な気に、また、とても強くなった気になってしまいますが、実際は套路を覚えて、始めてスタートラインに立ちます。
覚えた套路を日々稽古し、練っていくことで、求められる功夫(力)が培われていきます。
また、套路そのものの型や動作に固執するのではなく、相手が来た時に、自然とその時に最適な技を繰り出せるようになるまで、練って練って稽古する必要があります。
映画「酔拳2」を例に見てみると、とても分かりやすいです!
②映画「酔拳2」での闘い方
・中盤の酔八仙拳(赤ワインと白ワインモード)
→多数のザコ敵に対して、八人の仙人の技が綺麗に見られる。(これは漢鐘離の技、これは鐵拐李の技、、)
→→綺麗な套路の闘い方。
・ラストファイトの酔八仙拳(工業用アルコールモード)
→強力なラスボス相手に、縦横無尽に八仙の技を繰り出す。(八仙すべてが一体になって、最善の技を出して戦う)
→→套路が練り込まれ、自然に最適な技が出てる闘い方。
③套路は教科書!
套路は、過去の先人たちの経験や実戦、歩法や技を集めた大変貴重なもの、まさに、教科書です!!
そして、套路の動きの中に隠された技を、師匠に聞き、自分で体感して読み解いていく中で、過去の先人たちとも触れることが出来るのも醍醐味です!!
套路は優れた練習方法と理解し、日々稽古する以外に上達の道はありません!
何事も続けることが大事ですね!
読んでいただき、ありがとうございます!!
引き続き、よろしくお願いいたします!!