ヒヴァでお爺ちゃんの追っかけをする【ウズベキスタン旅④】
ウズベキスタン8日目、ヒヴァはサマルカンドやブハラと比べて、とてもこじんまりしていて雰囲気のよい街だった。二重の城壁に囲まれている街で、観光客が訪れるのは内城の”イチャン・カラ”と呼ばれるエリアである。この内城がそのまま残されているのはウズベキスタン内でも珍しいのだとか。1990年、ユネスコの世界遺産に登録されている。
私と友人は観光途中に、ヒヴァ観光中のお爺ちゃん3人組と出会った。どうして観光中かとわかったかというと、観光地によくいる、ちょっといいカメラを持って写真を撮ってあげるカメラマンがお爺ちゃんたちに同行していたからである。
お爺ちゃんたちは全員70代以上に見えて、1人は杖をつきながら、その他2人も腰をめちゃくちゃ曲げながらも懸命に階段を登っていたりして、とてもいじらしかった。ウズベキスタンの男性は髭を蓄えている人が多くて、3人とも立派なお髭を蓄えていらっしゃった。なんといっても、お爺ちゃん3人組で観光をしているだなんて、可愛すぎる。顔立ちからして、兄弟ではなさそうだ。
ウズベキスタンのお爺ちゃん、めちゃくちゃ可愛い。
このお爺ちゃん3人組に心を奪われてしまった私たちは、お爺ちゃんたちを追いかけられるところまで追いかけて、お爺ちゃんたちが写真に写る瞬間をきゃっきゃと微笑ましく遠目で見ていた。
遠目でといっても、外国人の女子2人がお爺ちゃんを追っかけていたらそりゃあ目立ってしまう。カメラマンさんに、写真に参加して!と声をかけられて、光栄にも一緒に写ってもらうことになった。
カメラマンさんは太っ腹にも私たちのカメラでも撮影してくれた。
私たちはお爺ちゃんたちにお礼をして、追っかけをやめて自分たちの観光ルートに戻った。そして折り返し地点に来たので元来た道に折り返すと、あのお爺ちゃん3人組と再会したのだ。
お爺ちゃんたちは私たちを見かけると、先ほど撮影した写真を印刷したのだと笑顔で見せてくれた。
なんと、その中に私たちと一緒に撮った写真もばっちりと含まれていた。
きっと何枚でいくらとか、一枚追加で印刷するのも有料だろうに、私たちとの写真も印刷してくれたのだ。
その写真を見せてくれるお爺ちゃんが見せてくれた笑顔がなんと可愛かったことか・・・!
ウズベクのお爺ちゃん、素敵な思い出をありがとう。