『マッドマックス:フュリオサ』は前作ノレなかったひとやシリーズに興味がなかった/観たことないひとほどオススメ!
カンヌ映画祭でプレミア公開された『マッドマックス:フュリオサ』。なかなかの盛り上がりようでした。
が、先週ひと足先に公開された北米ボックスオフィスでは、オープニング成績が$26,326,462と微妙な結果に。
これは落胆の声が上がっています。
昨年BoxOfficeとの比較
昨年の同じ週末(Weekend 21)に公開され、一位となった作品は『リトル・マーメイド』。
興行成績は$95,578,040で、『マッドマックス:フュリオサ』は、3倍以上の差がついています。
この『リトル・マーメイド』、主人公のアリエルを演じたのがアフリカ系アメリカ人のハリーベイリーだったものだから、公開前からかなりいちゃもんがついていて、批評家の成績も散々だったのです。
なのに『マッドマックス:フュリオサ』は、前評判がかなり良かったにも関わらず、この『リトル・マーメイド』を超えるどころか、大きく下回る結果にもう映画界全体大ガッカリ(´・ω・`)だったのです。
TomatoMeterでは、『マッドマックス:フュリオサ』が圧倒的に評価が高く、IMDbのメタスコアでも圧倒。
けれどご覧のとおり、AudienceScoreではリトル・マーメイドを上回れず、これが興行成績にも影響していることが伺えます。
前作とはどうか
では前作『マッドマックス 怒りのデスロード』はどうだったのでしょうか。
『リトル・マーメイド』と比べると圧倒的だった批評家の評価ですが、『マッドマックス 怒りのデスロード』は凄まじいスコアになっています。
一方、興行成績がめちゃくちゃ良かったかというと微妙。
実際に初公開時の順位は2位で、1位の『ピッチ・パーフェクト2』に大差をつけられ、その後一度も1位は取れませんでした。
今回の成績を聞いたときに、アニャ・テイラー=ジョイ、そしてクリス・ヘムズワースのスターパワーが思ったよりなかったのかと思ったのですが、「マッドマックス」シリーズの人気があまりなかったというのが事実のようです。
つまり『リトル・マーメイド』のようなディズニーという強い看板もなければ、『ピッチ・パーフェクト』よりも人気もなかった、と。
でもめちゃくちゃ面白い!
『マッドマックス フュリオサ』が興行的にちょっと奮わなかったから面白くないかというと全然そんなことなく、めちゃくちゃ面白かったです。
実は前作の『マッドマックス 怒りのデスロード』はもちろん観たのですが、あの大フィーバーに載れずに自分の評価としては「まぁ面白いけど、熱狂するほどではない」というのが正直なところです。
元々同じ映画を複数回観るということをしないので、「何回も観た!」という声を聞くたびに驚いたのを覚えてます。
今回「フュリオサ」を観て、なんで当時そんなにノレなかったのかがよくわかりました。
「怒りのデスロード」ってストーリーがあるようでないというか、始まって早々いきなり着火して、その勢いのまま突っ走る映画なので、ストーリー厨な自分はあまり響かなかったのだな〜、と。
前作はいい意味でアトラクションのような映画だったのだと思います。
ところが今回はしっかりストーリーがある上、前作の怒涛のアクションも健在なので、すごく楽しかったです。
前作そこまでノレなかったひとほどオススメで、「マッドマックス」シリーズ気になったけど観たことないみたいな方にもオススメです。
まだ見返してないのですが、この「フュリオサ」を観てから「怒りのデスロード」を観ると、両作共により楽しめるという形になっているように思います。
本日のドレス:ブリタニー・スノウ
『ピッチ・パーフェクト』でお馴染みのブリタニー・スノウは、短編映画賞にノミネートされた"Red White & Blue"で主演を務め、堂々のオスカーデビュー。("Red White & Blue"、めちゃくちゃ良い作品でしたが、日本で公開はないかも…)
"モノ"のドレスとジュエリーの相性は良かったのに、胸元のデザインが微妙で残念。(★☆☆)
ネタバレ感想
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