第96回アカデミー賞ノミネート予想(その他映画賞部門)
明日の22:30に発表される予定の第96回アカデミー賞候補の予想記事、【その他映画賞部門編】です。
アニメーション映画賞
スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース
君たちはどう生きるか
ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!
マイ・エレメント
ニモーナ
迷って迷って外したのは『ロボット・ドリームズ』。アニー賞でインディペンデントの方のリストに入ったので、やはりメジャースタジオが強いだろうと。
「君生き」の候補漏れの可能性はほぼありません。
ドキュメンタリー映画賞
STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー
実録 マリウポリの20日間
ビヨンド・ユートピア 脱北
ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー
Four Daughters
ノミネート数トップを走っていた『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』、トップ5に入っている『ココモ・シティ』'Menus-Plaisirs - Les Troisgros' 'Four Daughters' が外れて、どの映画賞でのノミネートされてない 'The Disappearance of Shere Hite' 'The Mother of All Lies' 'Squaring the Circle: The Story of Hipgnosis'が最重要であるPGA(全米製作者組合賞)で候補入り。
結局この3本はアカデミー賞のショートリストには入らなかったのですが、最後の1本を決めるのが難しかった…。
『STILL:マイケル・J・フォックス ストーリー』が実は外れるんじゃないかと思ったりしますが…。
短編ドキュメンタリー映画賞
The ABCs of Book Banning★
The Last Repair Shop★
キャンプ・カレッジ 勇気の先に輝くもの ※Netflix
The Barber of Little Rock 6.5/56
Last Song from Kabul 7.8/10
これまでの主要な賞レースノミネート歴がある2作品(★)とNetflix作品、残りはimdbのスコアと票数を元に選出。
観たほうが早いんですけどね。。。ショートとはいえ、ドキュメンタリーを英語のまま観るのはちょっと時間かかるため…。
国際映画賞
実録 マリウポリの20日間(ウクライナ)
関心領域(イギリス)
枯れ葉(フィンランド)
雪山の絆(スペイン)
PERFECT DAYS(日本)
実は『PERFECT DAYS』は当落線上。ノミネート数でいうとフランスの『ポトフ 美食家と料理人』もあるし、PGAでドキュメンタリー映画賞の候補になった'The Mother of All Lies'、これもドキュメンタリーとして評価が高い'Four Daughters'もある。
ただ役所さんの主演男優賞の候補入りが厳しくなった現在、彼の評価もここに入るだろうと推測してこちらに入れました。
悲しいかな受賞の可能性は低そうです。まだわからないけれども。
短編アニメーション映画賞
27
Wild Summon
Ninety-Five Senses
Eeva
Letter to a Pig
『ウィッシュ』が大コケしたディズニーが意地を見せて『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』をねじ込んでくるかと思ったのですが
、他の作品の評価があまりにも高いので予想には入れられず。
短編映画賞
彼方に
ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ
An Avocado Pit
Bienvenidos a Los Angeles
Invincible
Netflixの『彼方に』、アルモドバル最新作の『ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ』はFIXとして、残りはIMDbの評価や映画賞のノミネート、受賞歴を元に選出。
本日の一曲
『ジョン・バティステ:アメリカン・シンフォニー』より。
この映画はオバマ元大統領夫妻の映画会社による制作で、配給はNetflixというバッチバチの作品で、グラミー賞で最優秀アルバム賞を黒人のアーティストとしては14年ぶりに受賞したジョン・バティステのドキュメンタリー。
グラミーで黒人というと、近年カニエ・ウェストの印象が強いのですが、ジョン・バティステはとても聡明で、繊細でめちゃくちゃ対象的な存在なんだなぁとこのドキュメンタリーを観ると思います。
一覧にして見ると、本当に最優秀アルバムは白人ばっかりで、これはウンザリしますね。蟹江じゃなくても。