VIVANTとアバターに見る制作費の話
VIVANT、終わっちゃいましたね!
自分は途中からこのビッグウェーブに乗りましたが、ほんとうに数十年ぶりにリアルタイムで最終回を見ました。
自分は流行りものに乗るのが気恥ずかしくなるタイプということもあり、あまりこういうことをしないのですが、見知らぬ誰かと何かを楽しむってとても良いですね!
暗いニュースや誹謗中傷じゃなくて、インターネットはこういうことに使いたいものです。
俳優豪華すぎぃ
自分のVIVANTの最初の印象は、めっちゃ金かけとる〜という話。
数か月におよぶモンゴルロケというのもそうなのですが、自分が感じたのはやはり出演俳優の豪華さです。
前作が主演だった俳優は約16%、主演経験があるのは3割を超える約34%!
どちらも該当しない俳優も、林泰文さん(普通っぽい青年からサイコパスまでバイプレイヤーとして超活躍)なんかは出演本数がすごいことになってます。
なお、出演本数のエグさNo.1は、林原めぐみさんです。(Wikipediaに記載されていない作品も相当数ありそう)
あと映像作品が進出が割りと遅めなのに、コヒさん(小日向文世)の本数もすごい。
ふたりとも長く活躍してほしいから、お休みちゃんと取ってね…。
制作費の噂
以下の記事によると、テレビドラマの制作費は通常は1話あたり3,000万円程度とのことですが、『VIVANT』は約1億円だそうです。
これはほんまかいな〜という気がしますが、トップクレジットの3人のギャラはそれぞれ200〜500万円とのことです。
仮にこの制作費とギャラが正しいとなると、制作費における3人の俳優の報酬だけで、1割を超えることになります。
ハリウッド映画の制作費
ここで気になったのはハリウッド映画の制作費です。
ちょいと調べたら、『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に関する記事が出てきました。
総製作費が1,000億ドル(約15兆5,000億円)なので、比較対象が間違ってる説はあるのですが、重要なのは数字ではないので、ひとまず内訳をご覧ください。
400億ドルの広告費は後から追加されたものとのことなので、それを除いても人件費は全体の4.67%に留まります。
ですが、注目すべきは「再使用料」です。
そうです。ハリウッドストライキの争点のひとつになっている「レジデュアル」です。
これを合わせると、10.9%と(追加のマーケティング費用を除いた)総製作費の1割を超え、VIVANTのメインキャストの1話あたりのギャラ(と噂されているもの)と一致します。
噂されている俳優のギャラは外れてない
以上の比較から見ると、メインキャストに支払われる(と噂されている)報酬は概ね外れてない気がします。
これを高いと見るか、低いと見るかは個人の価値観に左右されそうですが、タレントが実際に手にできる金額は、事務所などの取り分を考えればもっと少ないと見るべきで、となるとトップ俳優になってもあんまり美味しい商売じゃねえなぁ〜と思ってしまいます。
そりゃコヒさんも、いっぱい働くよな〜。休んでられないなぁ。
ハリウッドで問題になっているレジデュアル、日本では正当に俳優やスタッフに分配されているのでしょうか。