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スーパーボウルを彩ったディーバたちと映画

 アメリカで毎年一番の視聴率を稼ぐ番組は、アカデミー賞…ではなく「スーパーボウル」です。

 日本では馴染みがないアメリカンフットボールですが、他を寄せ付けない人気で野球を遥かに超える人気です。
 そのプロリーグであるNFLの優勝決定戦である「スーパーボウル」は、それ自体が一大産業で、30秒のCM枠の価格が650〜700万ドルと言われており、数年前にメルカリがCMを流したことでも話題になりました。

 個人的には全く興味がないアメリカンフットボールですが(申し訳ない)、ハーフタイムショーは別っ!

 試合と試合の間に行われるハーフタイムショーは近年活躍したミュージシャンが務めることが慣例となり、誰が出演するのかということも話題になります。

 昨年はアッシャー、その前は2018年のグラビー賞以来のパフォーマンスとなったリアーナと超豪華ですが、先日サプライズ来日をしたビヨンセも過去2回出演しています。

 ビヨンセを初めとしてハリウッドに進出するミュージシャンも少なくないですが、昔は結構失敗例が多かった印象。(マドンナとかマドンナとか…)

 ところが近年は主演にこだわらずに俳優業に進出することが増えてきて大失敗が減ってきているどころか、映画として評価される作品が少なくないように感じます。

 そんなわけでビヨンセ来日記念、ハーフタイムショー出演者の出演映画について今回は見ていきましょう。


【第57回】リアーナ

 まじでしょうもない作品ばかりでしたが、『オーシャンズ8』ではじめてまともな作品に出演。
 この作品もしょうもないっちゃしょうもないのですが、キャストだけは一流。

【第56回】メアリー・J.ブライジ

 リアーナと比べ年の功なのか、作品選びが手堅いメアリー・J.ブライジ姐さんは、失敗作がないどころかこの作品でアカデミー賞ノミネートまで手にしちゃいました。

【第54回】ジェニファー・ロペス

 ハーフタイムショーへの出演もあり、シンガーとしての印象が近年強いジェニファー・ロペス姐さんは俳優としてのデビューの方が先。

 1997年の『セレナ』で大絶賛を受けるもその後しょうもない作品への出演が多く、スキャンダルクィーンでもあったので、再評価された『ハスラーズ』でアカデミー賞ノミネートを逃してしまいました。
 ロペス姐さんでもすべてを手に入れることは出来ないのね…。

【第51回】レディー・ガガ

 東日本大震災時に真っ先に寄付をしてくれた上、躊躇せず来日してくれたガガさまは、持ち前のスマートさで作品選びも手堅い。

 実は次回の助演女優賞候補有力だったりする。

【第47回】ビヨンセ

 ガガさまと双璧をなすいい人ミュージシャンのビヨンセは、主演に拘った出演が多いからか、正直駄作が多め。

 勝負作だったろう『ドリームガールズ』でもジェニファー・ハドソンにすっかり食われてしまった。(というか役柄的に美味しくなかった)

【第46回】マドンナ

 監督業にまで進出したマドンナは、映画には一家言あったようですが、評価されたのはこの『エビータ』のみ。

 しかもこれもあと一歩のところでノミネーションを逃してしまった。

【第35回】ブリトニー・スピアーズ

 『セックス・アンド・ザ・シティ』のサマンサことキム・キャトラルも実は出演している『ノット・ア・ガール』がブリちゃん唯一の映画出演。

 ラジー賞で二冠に輝いてしまって凝りたんでしょうね。

【第34回】クリスティーナ・アギレラ

 シェールまで引っ張り出してきたのに、アギレラのプロモーションビデオみたいだった『バーレスク』。

 どんなにミュージシャンとして成功していても主演にこだわるとろくなけっかにならんよね。

本日のドレス:ジュリアン・ハフ

 パット見わからないけれどデカパンスタイルで登場したジュリアン・ハフ。

 ピッカピカのトップスをアクセントに白いボリュームのあるデカパンは冒険心も感じられて嫌いじゃない。アレクサンドル・ボーティエ。(★★★)

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アカデミー賞マニアのひと・デザイナー|ナッカ・ザッカーバーグ
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