2年目の成果
久しぶりのnote投稿。
我ながら昔はもう少しマメだったのに、子育てをいい理由に何もかもが◯日坊主になってきたなと実感。
まぁこれも良しとしよう
と開き直る。
最近、私は人に話すことよりも、書くことで自分の中のモヤモヤが整理されることに気がついたので、行政保健師2年目の振り返りも兼ねてnoteに綴ってみました。
今回は私の担当する
「認知症施策」に関して。
私が認知症担当の保健師となり、やっと地域の特徴がぼんやりつかめてきたのが一番の収穫だと思います。
地域支援推進員かつ
チームオレンジコーディネーターかつ
初期集中支援チーム担当かつ
直営包括保健師かつ
認定調査員かつ
ケアマネジャーかつ
行政担当者かつ
かつかつかつ...と
靴の音かって位の兼務ですが、
田舎じゃ珍しくありません。
フツーだそうです。
そんな大役・大看板を頂いておりますが、地域に即したことをやるのがそもそもの私の仕事。
いくら国があれこれ示したとて
いくら毎年調査書類に実施件数や詳細を記載し報告したからとて、
「最終的に、困っているあの人やこの人が上手く行ってるのならそれでいいんだ」と思えたことが、私の大きな収穫でした。
もちろん、イロイロやりました。
⚫️認サポ拠点型定期開催に加え
出張型の全地区制覇計画
→2年で半分以上周った
◯ステップアップ研修の開催
→開催後、随時受講を来庁と
オンライン型の選択制で開催
(ステップアップの随時受講方式は、
キャラバンメイト協議会に確認済)
◯チームオレンジの始動と
チームメンバー主体の認知症カフェの
開設(次年度〜)
◯認知症カフェ開設助成金要綱制定
◯本人ミーティングの開催
◯認知症予防教室の
拠点型→出張型への切り替え
です(⚫️以外は今年度やったこと)
今後ぼんやーり考えているのは、
1)認サポ一般向けを運転免許センターや警察とコラボして、運転免許更新をテーマとした講演を交えてやろうかなー
↑その際チラシでもの忘れ相談やもの忘れ検査の案内を入れて
「75歳を過ぎたら免許更新の前に、もの忘れ検査を♡」のキャッチコピーでやってみようかな〜
もの忘れ検査の件数が増えるといいなぁ〜(大変だけど)
あ!一体化のフレイルチェックにもの忘れの項目でヒットしたリスト群にも、もの忘れ検査の勧奨するんだった〜(遠い目...)
2)SOSネットワークの登録団体向けに、企業向けの認サポのチラシ+随時受講ができるステップアップ研修のパッケージを作って、実際に個別ケースの情報提供をしてくれている団体から順に少しずつ声かけてみよっかな〜
3)認サポのキッズ版が未実施なので、
小学校か中学校の福祉教育の一環で一緒にさせてもらえたらなぁ〜
(これは上を通してまずは教育委員会に打診だなぁー)
4)団体受講してくれた団体には、チームオレンジのメンバーさんが作ってくれているロバ隊長(大サイズ)をお渡しできたらなぁ〜
5)チームオレンジ内にいるキャラバンメイトさんが、少しずつ認サポ(一般向け)デビュー出来たらなぁ〜
6)認知症カフェの運営助成金の要綱を
次年度中に作らなきゃなぁ〜
7)ステップアップ研修で、若年性認知症相談センターの方と一緒に、若年性についてをテーマに開催してみたいなぁ〜
→周知先に地域の役員に加え、企業や商工会や、PTAの方にも伝えられたらなぁ〜
8)認知症カフェ後に、毎回ミーティングをするに加えて、認知症カフェ交流会ができたらなぁ〜(こりゃ他市を超えて協力要請が必要になるからすぐには無理だなぁ〜)
とまぁ色々考えましたが...
9期計画中に(3年間かけて)
何個かがなんらかの形になればいいかなって思っています。
ただ1つ。
今こうやってのびのびと推進員活動をさせてもらえているのも、
ひとえに、上司含め職場(包括)の方全員が地域支援推進員であり、その方達の理解があるからだと思っています。
「いらんことをやらんでいい」
「足並み揃えろ」
「私の言うとおりにして」
「うちは大きな町とは違って、そういう所じゃないから」
「前例がないから」
「そっちが色々やると、こっちまでやらなきゃならなくなるから」など...
出る杭は打たれる保守的昭和感満載の職場は、行政だけでなく色んな業態の企業や職場あるあるだと思います。
(私も2年前までは↑バリバリこっち派でした。なので、気持ちは痛いほどわかります。)
「でも、私が「やらない」と決めたら
この町はいつまで経ってもやるまで何もないまま。
やった事で救われる/助かる人がいるなら、やる意味はあったって事だから、
ますばやってみて!それから次に工夫して良くしていこう!」
と、私の母と同年代くらいのベテラン大先輩の保健師さんがおっしゃっていた言葉が、前述のnoteのように迷い悩んでいた私の明るい兆しとなり、そこから考え方を変え、仕事に前向きに取り組めるようになりました。
認知症ってここ最近がらっと考え方が変わって、認知症基本法が出来て、世の中的にも昔よりは敷居が低くなりより身近に感じてもらえるようにはなってきたけど
まだみんな、心のどこかで、
できる事ならなりたくないって
まだ自分には関係ないって
なんなら自分は認知症とかそういう分野が苦手って思う人もいるわけで...
どれだけその住民のマインドを変えらるかを試されるセクション=認知症施策担当
だと私は考えています。
(もちろん他の考え方もあるかと思います)
極論、体ごと右を向いている人に、左を向いてもらう位大変。
価値観を変える話に近いから。
どれだけ明日は我が身と感じてもらえるかだから。
だから挫けそうになるし、
冷ややかな目線も気になって胸に突き刺さるし、
今自分がやっていることは、余計なお世話なんじゃないか...私の考えが間違ってるのかもと、杭を打つ以前に杭を用意する事自体すら諦める日も出てくるし、
そもそも私のような分際で、助言や支援なんて大それたことできる身分じゃないし、自分自身がそんな出来た人間でもないのに...おこがましい
とか日々しょっちゅう思えてくるんですよ。
でもね、日々個の支援をやっていれば、
あの人の居場所をなんとか準備したい
この人とこの人をまた昔と同じように話できる場を作りたい
あの人が活躍できる場を整えたい
あの人の夢を叶えるお手伝いがしたい
この悩み、あの人と同じじゃん。しかもこの地域あるあるじゃん!
と、ふつふつと思いが湧いてくるんですよ。
それに蓋をし始めたら、もう保健師として仕事する意味ないなって思って。
その時は行政保健師を辞める時だな
と思っています。
(※あくまで一個人の考えです。)
結構急ぎすぎなのでは?
もっとゆっくりしては?
と思う方もいるかと思いますが...
ご名答。かなり急いでやってます。
というのも子供の事もあり、いつまでこの仕事を続けられるかわからないからです。
加えて、生きているうちに他にもやりたい事が実はあるんです。
子供の事ややりたい事などは、
追々お話しますが、
今は「資金貯め中」です。
明日はオレンジランプの上映会に行ってきます。やっと観れる。楽しみ♡
産後何年ぶりかの映画館。
炭酸飲料とポップコーンが欲しいところだけど、ぐっと我慢して涙しながら鑑賞してきます。