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ハッピーのおすそわけ
数歩歩くだけで、額にはうっすらと汗がうかぶ。
丁寧に日焼け止めを塗ったことなど無駄だというように、太陽が肌をじんわりと照り付けてくる。
バイト先につく頃にはシャツが汗で背中に張り付いているかもと思うとうんざりする。
さっき自販機で買ったばかりの水は、ペットボトルの表面をぬらしながらアスファルトに水滴をこぼした。
今回の課題は、前回の課題で作成したサブボードに関するもの。
「友達、同じ講義を受けている誰かの作成したボード・サブボードを魅力的に紹介する記事を含んだnoteを書いてみる」というのがテーマ。
まずみんなのサブボードを覗いて驚いたのは、サブボードのそれぞれのタイトルがどれもすごく魅力的だったこと。
サブボードのなかみを見る前にどんなものをまとめたサブボードなのかがわかってしまうタイトルや、どんなものをまとめたんだろう?と思わず気持ちが前のめりになってしまうようなタイトル。
その言葉をそうやって表現するのか!と新しい視点を発見できるものなど、本当に楽しくて魅力的なものがたくさんあった
なかでも私のなかで印象に残ったのが、このボード。
サブボードひとつひとつのタイトルが、ワードチョイスや言葉の組み合わせが新鮮でボードの世界観を上手に表していてとても惹きこまれた。
なかでもお気に入りなのが、「サイダーのように爽やかで」。
爽やか、という言葉をモノで例えるのも、それをサイダーにするのも素敵で。
タイトルを見た途端、私の脳内ではサイダーを開けた瞬間の音や透明感にあふれたサイダーの色、しゅわしゅわぱちぱちと跳ねる音と泡が巡り、夏の風物詩のようなまぶしい風景が目の前に広がった。確かにサイダーって爽やかって言葉がぴったりだな。ガラス瓶かペットボトル、どっちだろう、なんてちょっとイメージを膨らませすぎるほど。
ボードのなかには青を中心とした「爽やか」と言えば、これ!というような色合いのものや、夏がテーマのもので溢れていてタイトルがぴったり。さらにタイトルが魅力を増してかわいい。
今回のサブボードに魅力的なタイトルをつけるという課題は、みんなのサブボードを見ることによって、より楽しい課題になったなあと思う。
みんなが好きなものをどのように言葉で表現するのか、どんな表現をすれば好きなものがより魅力的に紹介できるか、をたくさん考えてつけられたタイトルたちがとても輝いていたし素敵なタイトルに刺激をもらった。
人それぞれの好きなものに触れるのもとても楽しかった。
前の記事にも書いたように「好き」っていうのは「個性」だと考えているので、みんなが色とりどりの「個性」を授業で表現できているのって面白い。
そして単純に、「好き」を集めてるときってみんなたくさん胸の中がハッピーで溢れていると思ってて。
人がハッピーを感じながら「好き」をあつめたボードを見せてもらえるのって、ハッピーのおすそわけみたいで勝手に楽しくなる。
ハッピーの連鎖。
ストレスがたまりがちな最近のご時世だから、たくさんの「好き」を共有して心を豊かにしたい。
学校が始まったら友達と「好き」なものについてたくさん話したいな。
おまけ
今回のBGMはこちら。
夏になると必ず聴く曲。夏のクラブに行きたくなる。
♪조우찬 - VVIP (feat. Sik-K)