チベット 絶滅した人類デニソワ人はチベット高原で16万年生き延びていました
アメリカ科学情報sciencedaily7/3
イギリスのレディング大学による新たな研究によると、海抜3,280メートルのチベットの洞窟で発見された骨の残骸は、古代の人類集団デニソワ人が何千年もの間ここで生き延びていたことを示しています。
2008年のシベリアのデニソワ洞窟で遺骨が発見された絶滅した人類デニソワ人は、ネアンデルタール人やホモサピエンスと同時期に生存していました
レディング大学も参加する研究チームは、デニソワ人が居住していたことが知られている数少ない2つの場所のうちの1つである高地チベット高原の白石崖カルスト洞窟から発見された2,500体以上の骨を研究しました。
約20万年前から4万年前のチベット高原で氷河期を含む変動する気候条件の中で生き延びる同種の能力が明らかになりました
デニソワ人は、まざまな動物種を狩り、屠殺し、食べて高地の環境と変化する気候への適応し生存していました
デニソワ人は現生人類がユーラシア大陸に分散していた時代に生きていたことが示されています。この結果は、デニソワ人が 2 度の寒冷期を生きていただけでなく、中期更新世と後期更新世の間のより温暖な間氷期にも生きていたことを示しています。
研究者は「現在の証拠は、洞窟に居住し、居住期間中、利用可能なすべての動物資源を様々な道具にするなど有効に利用したのは、他のどの人類集団でもなく、デニソワ人であったことを示している」「ここで疑問となるのは、チベット高原のデニソワ人がいつ、なぜ絶滅したのかということだ。」と述べています