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アメリカ 視聴覚障害者も4月の皆既日食を経験できます
アメリカAP通信3/30
アメリカでは4月8日の皆既日食の話題で盛り上がっています
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皆既日食は目の見えない人や視覚障害のある人は天体の出来事を「聞いて感じる」ことができます
盲目の天文学者 Wanda Díaz-Merced氏とハーバード大学の天文学者Allyson Bieryla氏のコラボレーションで開発されたLightSound デバイスは、変化する光を音に変換します。
太陽が明るいときは、高く繊細なフルートの音が響きます。月が太陽を覆い始めると、中音域の音がクラリネットの音になります。低いクリック音によって暗闇が表現されます。
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LightSound デバイスを利用する視聴覚障害者達は「日食を見るのではなく、実際に日食を聞くことができるのを楽しみにしています」と言います
このデバイスは、2017 年の皆既日食中に初めて使用されました
盲目の天文学者 Wanda Díaz-Merced氏達は、今年、他の機関と協力し、メキシコ、米国、カナダで日食イベントが開催される場所に少なくとも 750 台のデバイスを配布することを目標としています。彼らは大学や博物館でワークショップを開催して装置を組み立て、グループのウェブサイトで DIY の説明書を提供しました。
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マサチューセッツ州ウォータータウンのパーキンス盲学校のパーキンス図書館は、会員がオンラインや電話で聞くことができるよう、LightSoundデバイスの変化する音をZoomでブロードキャストする計画です
「空はみんなのもの。そして、このイベントが世界中で利用できるのであれば、視覚障害者も利用できる必要があります」
また、視聴覚障害者向け製品を開発するTactile Engineering社が開発したCadence tabletを使って、触覚を通して太陽の出来事を体験できます。タブレットは携帯電話と同じくらいの大きさで、ドットが上下に並んでいます。点字を読んだり、グラフィックやムービークリップを感じることができます。デバイスの上に手をかざすと、月が太陽の上をゆっくりと移動するのを感じることができます。
インディアナ視覚障害者学校は昨年、カリキュラムにタブレットを組み込み始めました。同校の生徒の一部は、昨年10月の「輪環日食」をタブレットで体験しました