『ドラマ』が苦手な中で唯一見れたもの
(ここで語るのはドラマのことだが適当なイラストが見つからなかったので同じ『レビュー』という意味で)
私がテレビに接する中でも苦痛に感じるのが『ドラマ』の類。あの連続モノのどこに惹かれるのか理解できない。単発の長時間ものだと苦痛の極み。集中力で乗り切れと言われても無理ゲー。
そんな中、自分の体験と重なった連続ドラマだけは唯一ビデオながらもまともに見ることができた。それは日テレ系(製作はよみうりテレビ)で放送された『心療内科医・涼子』である。
その中でも榎本加奈子がゲスト出演していた第3話『良い子は母を殴る』の回。扱ったのは家庭内暴力だが親ガチャ(放送当時は言葉としてはワードのトレンドにはない)を経験した私にとっては榎本の迫真の演技に感化され、親への怒りを増幅させスカッとするような快感を覚えた。
ドラマそのものに関しては現実の心療内科の医師や精神科医も巻き込んでものすごい物議を醸すようなものだったが、全10話をレンタルビデオでよく借り、第3話と奥菜恵がゲストで登場した第7話の『水を飲み続ける少女』の回は鬼リピ同然で見た。ある意味私生活で嫌なことがあると借りたくなる衝動に駆られたものだ。
主演の室井滋が演じた主人公の医師のような『暴走機関車』みたいな患者への寄り添いが半端ない医師は私が医療機関を受診する際の理想像でもあり、同じ医療ドラマでも田宮二郎版の『白い巨塔』(こちらも総回診のシーンだけなら好きだが)とは全く違う親身な医師の姿を見られるのが楽しい。
障壁が取れてくれたら、またBSのどこかで再放送やらないかな~