『北海道太平洋側・オホーツク海側』の降雪量の長期予報が出ない事実への予報士の警鐘示唆
私が暮らす北海道の冬もついに終点に到達しようとしている。少なくとも根雪(長期積雪)が終焉したところはよほどの天候変異でも起きない限りはソメイヨシノやエゾヤマザクラ(道東の端っこならチシマザクラもあるか)の開花を持って完全に終わると考えてよさそう。
ところで…
気象庁が冬の長期予報を出す際、冬の降雪量まで予報を出すのは日本海側だけというある種の不文律的なものがあるようだが、これには昔北海道内の放送局で活躍する気象予報士が警鐘を鳴らしていたような気がする。
記憶をたどると、確か、北海道放送を中心に活躍していた木村比査子さん…だったと思うが、その年に暖冬の予報が出たか何かの折、
「こういう長期予報が出た際には、太平洋側の降雪量に気を付ける必要がある。」
という注意点について夕方のラジオ番組で警鐘を鳴らすような発言があった記憶がある。
確かに、暖冬の際かそうでないときでも、木村さんの警告のように太平洋側がドカ雪だったり、範疇にはないがオホーツク海側でドカ雪とか北海道の場合はよくある話。木村さんはあの時にせよそうでないにせよ、北海道内のすべての地域でのドカ雪の可能性について示唆していたのではないかと思う。そういうことでいえば、木村さんは『北海道だけでも全地域に降雪量の長期予報を出すべきではないのか?』という警鐘を鳴らしていたのかもしれない。
全国一律に『太平洋側は雪が降りにくい』という固定概念で長期予報を出しているようだが、木村さんの示唆を借りれば、北海道に関しては全地域での降雪量の長期予報を制度化してもおかしくないのではないか。仮に、気象庁が無理とでもいうなら気象会社の出番ではないかと思う。実際、そのノウハウに関してはウェザーニューズが確実に取り組めそうだし、ウェザーマップや日本気象協会あたりでも(独自として)降雪量の予報技術が追いつけばできないことはないのではと思うのだが…
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