よりエレガントな仕上げに!
いまや自分のアイコン的な作品シリーズになっている靴木型。
靴を作ることが出来ない状態の木型を靴工房やアンティーク市で手に入れて
修復。
靴木型の持つ美しい曲線に合わせて木象嵌の装飾をしていくという作品です。
メンズ・レディースと木型の形は全く違っていてそれぞれの美しさがあります。
今年製作をしているのが写真の作品でレディースの木型に靴に当たる部分は黒に近い染色をしてヒールも取り付けました。
上部の茶色い部分は古い雰囲気を残すように仕上げています。
型自体もクセが強いデザインですがその分、曲線は独特で美しい。
ソールの仕上げは真っ赤なパドゥックという木を矢羽張りという突板の張り方で装飾。
光沢も美しい木なので本当にエレガントな雰囲気になっています。
ここまではあくまでも下地作りでこの状態に木象嵌の装飾・デザインを入れていきます。
この感じのデザインは今回が初めてで最終的にどうまとめることが出来るか、自分でもとても楽しみです。
また進捗などは写真とともにご紹介していきます。
-Fin-