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雑司が谷散人の街道遊歩 0840

中山道 8日目-01 2019.6.19

上州路の最終日となる中山道の旅。
8日目は横川の碓氷関所跡前から。
旧道を少し進むと、左手に碓氷鉄道文化むらの一部が見える。
旧信越本線の横川運転区の一部で、妙義山につながる山肌を背に、かつて碓氷峠を越えた電気機関車や特急車両が保存されている。

碓氷鉄道文化むら

中山道旧道が旧信越本線下をくぐると、左手に碓氷馬車鉄道の顕彰碑。
横川〜軽井沢間の官営鉄道開通前に、後の国道18号となる道路上に敷設された馬車鉄道で、当初は中山道ルートで建設された東西両京を結ぶ鉄道の、最大難所とされた碓氷峠越えを担っていた。
明治26年、官営鉄道の開業で廃止。

碓氷馬車鉄道の顕彰碑

中山道旧道は国道18号に合流し、霧積川を渡る。
碓氷関所のあった頃は、今の国道よりも上流寄りに、川久保橋とも呼ばれた碓氷御関所橋があり、中山道の往来を渡していた。

川久保橋跡

霧積川を渡ると、国道18号から中山道旧道が分かれ、薬師坂へ。
すぐ先の左手に川久保薬師堂があるが、碓氷峠を控えた旅人の無事を祈念して建立されたという。

薬師坂

薬師坂の途中に、薬師の湧水。
かつてはここにトコロテンを売る茶店があり、薬師坂は心太(ところてん)坂とも呼ばれた。

薬師の湧水

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