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雑司が谷散人の街道遊歩 1010

中山道 12日目-05 2019.11.5

和田峠周辺は、縄文期からの黒曜石の産地として知られ、これを加工した矢じりなどが交易品として全国に伝わっている。
今も黒曜石はこの地の名産品として名高い。

和田峠

和田峠の中山道は、明治9年に東餅屋から後の和田峠トンネルの上を通って西餅屋に抜ける紅葉橋新道が開通したことで、交通の主ルートとしての役目を終えるが、紅葉橋新道も昭和8年に和田峠トンネルが開通すると、幹線道としての役目を終えた。

和田峠

和田峠を「古峠」と呼ぶようになったのは、明治9年の紅葉橋新道開通以降のこと。
中山道の本道としての役目を終えた峠は、多くの旅人の足跡とともに「古峠」として静かに時を刻んでいる。

和田峠

和田峠からの下りに入る。
樹々の合間から諏訪盆地が見える。

和田峠から下る

和田峠から諏訪側の道は、和田側に比べて傾斜が急で距離も長い。

和田峠から下る

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