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雑司が谷散人の街道遊歩 0963

伊勢街道 2日目-09 2019.10.6

伊勢街道旧道は旧余慶町へ。
北の大部田村と南の下部田村から割り出された余計の土地の意とのこと。
今は栄町4丁目。

旧余慶町

津駅前を南へ通り抜けると、伊勢街道旧道右手奥に四天王寺。
聖徳太子が建立した四天王寺4ヶ寺のひとつとされる他、国分寺に推定する説もある。

四天王寺

四天王寺には、織田信長の母、土田御前の墓がある他、幕末の朱子学者、斎藤拙堂や津藩初代藩主、藤堂高虎夫人の墓などがある。

四天王寺

伊勢街道旧道は四天王寺前を過ぎると、安濃川へ。
塔世川とも呼ばれ、津の中心部を流れ、津城の外濠の役目も果たした川。
安濃川の洪水被害の多かった津では、藤堂高虎が河口から約4キロ上流の右岸を越流堤とし、洪水時には水が安濃川南の岩田川へ流れるようにしたという。

安濃川

伊勢街道旧道から国道23号へ出て、塔世橋で安濃川を渡る。
もともと軍事的理由からここに橋は無かったが、江戸期に土橋が架けられ、明治11年から板橋となった。

塔世橋

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