雑司が谷散人の街道遊歩 0493
東海道 25日目-03 2018.9.19
馬の水飲み鉢を過ぎると、程なく鈴鹿峠。
思いのほかあっけなく到着。
木立に包まれた峠。
かつての鈴鹿峠には、六軒の茶屋が並び、往来は賑わったとか。
鈴鹿峠を過ぎると、間もなく三重県と滋賀県の県境。
伊勢国から近江国へ。
東海道の旅もいよいよ近畿地方に入る。
滋賀県側に入ると、東海道は森を抜け、視界が一気に開ける。
三重県側と違い、滋賀県側は緩やかに下る平坦な道となる。
鈴鹿峠から茶畑に沿ったのどかな道を進むと、巨大な常夜燈が現れる。
万人講常夜燈で、江戸中期に四国金比羅神社の常夜燈として建てられた。
その建立作業には地元や坂下宿、甲賀一帯からおよそ三千人が動員されたという。
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