雑司が谷散人の街道遊歩 0652
下田街道 2日目-03 2019.1.3
井上家跡地の少し先、下田街道右手の角にある旧家は、井上家本家で「上の家」と呼ばれた建物。『しろばんば』にも度々登場している。
下田街道旧道左手に弘道寺。
安政4年、米国総領事ハリス一行が下田から江戸へ向かう際に宿泊した寺。
弘道寺の並びに、天城神社。
この先の天城越えへの入口の社でもあり、旅人が道中安全を祈念した山口神。
天城神社境内でひときわ存在感があるのは、お宮の椎の木と呼ばれるスダジイの巨木。
推定樹齢800年。
古くから温泉地として知られた湯ヶ島。
川端康成『伊豆の踊子』はここで執筆されたが、川端の他、梶井基次郎もこの地に長期滞在している。
作品の舞台としては、井上靖『しろばんば』、若山牧水『山桜の歌』など。