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2019年夏。キューバ一人旅【7】バラデロ編2

前回のプリズンブレイク
あ、間違えた。

前回のバラデロ編の続き。

フォックスリバー刑務所の刑務長べリックみたいな顔をしたガイドが乗るバスは、無事に俺の予約したホテルに到着。

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「スターフィッシュ クアトロ パルマス」
https://www.booking.com/hotel/cu/starfish-cuatro-palmas.ja.html

時間はまだ13時過ぎたばかりで、チェックインはできないが、オールインクルーシブ制のこのホテルのサービスは受けられるらしいので、荷物を預かってもらいにクロークへ。

※バラデロの多くのホテルは“オールインクルーシブ”という、宿泊代金の中に食事、バー、その他サービス代金が含まれている天国のような仕組みをとっている。

クロークには、60代後半くらいの気の良さそうな年配のオジさんがいて、受け付けてくれた。

俺の前にいたお客には名前や電話番号などしっかり聞いていた様子なのに、いざ俺の番になると「ジャパン?」と質問してきただけで、それ以外何も聞いてこない。

名前も聞かないまま、
「このホテルの宿泊客で日本人は君しかいないから、これで大丈夫だよ」
とニコニコしながら「Japón」とだけ書かれた半券をくれた。

思いがけず「日本代表」になって日の丸を背負った俺は、少し気分が良くなってクロークのオジさんにチップをあげた。

受付で宿泊客の証明であるリストバンドを付けてもらって、いざレストランへ!

ちょうどランチタイムをしているビッフェ形式のレストランは、ヨーロッパ系のお客と、南米系のお客とでにぎわっている。

入り口に数グループ待っていたが、こういう時はひとり旅の特権ともいえる、優先入場をさせてくれた。

物不足のキューバとは思えないほど、充実したメニューが並び美味しく、大満足!

満腹になったまま、いよいよビーチへ飛び出そう!

バラデロのビーチは、ホテルのプライベート・ビーチ形式になっていて、目の前のビーチは宿泊客オンリー。だから、例のリストバンドをしていない人は警備に出ていくよう注意されるのだ。

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やばみ。

なんだ、この景色><。
青い海、白い砂浜、焼けるような太陽。

アジア人の中年男子がひとりでこんなとこに。。。
完全に場違い。
さっきまで「日本代表」を喜んでいたはずなのに。

ビーチサイドのバーでビールをもらって、カリブ海を観ながらのんびり。
これが至福の時間ということなんだろうな。

誰も俺のことなんて気にしてないし、俺も誰のことも気にしてない。
ただただ、波の音と太陽の日差しを感じるだけの時間。

にしても、暑すぎる!

ってことでホテルの中に戻ってホテルの中や、周辺を散策しつつチェックインまで時間をつぶす。

16時になって無事チェックイン完了し、部屋に荷物を入れたら海パンに履き替えて、もう一度ビーチへレッツラゴー!

きゃー日焼けがすごい!

カリブ海は遠浅でけっこう奥まで進んでも全然浅い。

そして水が温い。巨大な露天風呂か!

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↑右端のおっさんは、葉巻売りのおっさんなので気をつけろ!
たぶんあんまり質のよくない葉巻を高額で売り歩いてる感じ。
最初は雑談してきて「家に小さい子供がいるから買ってくれ」と泣き落としにかかってくる。

19時ころまでなんだかんだビーチにいてから、一旦部屋に戻って着替えてから軽く夕食を食べにレストランへ。

薄々気づいてはいたけど、こんな素敵ビーチリゾートにひとりで来ているのは、俺しかいないようで、レストランのスタッフのオバちゃんがかわいそうにと思ったのか、食事をしている俺のテーブルに、そっと葉巻を1本プレゼントしてくれる。

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それもこの一回だけではなく、翌朝の朝食を食べに行ったときにももらったw。

グラシアス!

夕食後もホテルの中はにぎわっていて、併設されているバーで楽しむことに。
当然、ここでも全部無料っていうか代金に含まれている。
大酒のみだったらまさに天国だな。

そして、おそらくこのバーのメインイベントであろう
「マイケルジャクソンものまねショー」がにわかに始まったw。

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なんでキューバに来てまで「スリラー」聴かなあかんねん!っていうオーディエンスの心の叫びをよそに、

「0点満点」のMJものまねショーは、途中で衣装チェンジも何度もあり豪華セットリストで進んでいく。

感動のラストソングを堪能して、ライブはお開きとなり、今日も思う存分遊んで食べて、飲んだ俺も部屋へ戻って就寝。

こんなに楽しいとは知らず、バラデロ一泊の俺は明日はチェックアウトして、またハバナへ戻るのである。


続く




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