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経営の核を知る
こんにちは、酪農コンシェルジュの西園です。
桜が満開!今週までは楽しめそうですね。
それではいってみましょう!
コスト削減は難しい
日本の畜産は、穀類を中心に飼料のほとんどを海外からの輸入に依存しています。
酪農でも、牧草などは自給生産していますが、穀類などはほぼ輸入に頼っている状況。(土地の面積に制約がある日本ではしょうがないところでもありますが。)
そして、その穀類ですが、昨今の世界情勢から高騰しています。
酪農では、原価に占める飼料費の割合は40~50%になるため、ダイレクトで経営に影響があります。
経営が悪くなると、コスト削減を考えます。
やはり費用の半分を占める飼料費が1番最初に目が付きます。
「削れないかな~」と思いますが、かなり難しいです。
飼料の質を落とすと、乳牛の健康に影響が出るからです。
どの業界でもあると思うのですが、経費には、絶対に削れないものがあると思います。
酪農での絶対に削れないものは飼料費だと思っています。
酪農経営の核は、間違いなく乳牛という資産です。
乳牛に影響が出るコスト削減は本末転倒です。乳量が少なくなったり、最悪病気になったりする時もあります。
乳牛へのサービス業が僕の牧場での経営理念ですので、こちらの都合で餌の質を落とすわけにはいきません。
飼料費の削減は難しいので、固定費の削減を考えました。
具体的には、無駄な保険の解約、通信費の見直しとかですね。
昨年父から代表を代わり、経緯の見直しをしていたのもあり、無駄だと思うものはバンバン削っていきました。
微々たるものですが、やらないよりはマシです。
厳しい状況は続きますが、頑張っていきましょう!