農業者年金
昨今、老後の年金不安から積立NISAやiDeCoなど自分年金についての情報を見ることが多くなりました。
1階部分の国民年金、2階部分の厚生年金、そして、3階部分を自分で積み立てて運用して資産形成しましょうという趣旨です。農家の場合個人事業主が圧倒的に多く、1階部分の国民年金しかない場合がほとんどです。
そんな農家に対して年金資産の運用を考えているのが、農業者年金です。
農業者年金の特徴
ざっくりとした特徴をいうと以下の4点があります。
・農業に従事している人なら幅広く加入することができる。
・保険料は2万円~6万7000円の間で自由に設定することができる。
・全額社会保険料の控除になる。
・条件を満たせば国庫から保険料の補助がある
性質でいうとiDeCoに近いです。
運用実績は令和2年までの19年間で約3%です。
国内債券を中心とした手堅い運用を狙っているので、確実性重視だそうです。
ちなみに僕は加入していません。
というのも農業者年金の加入条件は第1号被保険者しか出来ないからです。
僕は法人の役員であるため、第2号被保険者になります。就農した時は加入していましたが、父と経営交代のタイミングで脱退となりました。
ちなみに脱退後の払い戻しはなく、今まで払った保険料を運用し続け、老後の年金としてもらえる仕組みになっています。
若い方は老後まで時間があるので、iDeCoや積立NISAで株式100%の投資信託にするのもありだと思います。
しかし、リスクを取るのが嫌だという人は農業者年金という選択肢もありだと思います。