餌寄せロボット!!
皆さんこんにちは!酪農コンシェルジュの西園です。
朝晩の気温差がすごい季節ですね。体調に気を付けて頑張りましょう!
それではいってみましょう!
新兵器現る
僕の牧場も新兵器を実装しました!
それがLely juno(レリージュノー)です!お掃除ロボットみたいで、なんだか愛着がわくフォルムをしています。
この新兵器が何をしてくれるのか!?
そう!餌を寄せてくれるんです!!
それだけ?ってなった方もいらっしゃると思いますが、それだけなんです。
ちなみに300万円します。これまた高いです。
でも、この餌を寄せる作業の自動化がとても大事なんです。
乳牛の餌
酪農ではTMR(トータルミックスラショナル)が主流になってきています。
TMRは牧草や穀類を全部混ぜ込んだ餌になります。
酪農の場合基本的に餌を与えるのは、1日1回か2回で、このTMRを給与します。
こんな感じです。
そして、牛達が餌を食べていくと、牛側から餌が届かなくなるのです。
なので、牛が届くところに餌を寄せてあげないといけないわけです。
今までは、人力で押していたのですが、その作業を自動でしてくれるのが、この餌寄せロボットです。
労働力の低減はもちろんですが、こまめな餌寄せは、牛達の採食量の増加につながり、採食量の増加は乳量の増加につながります。
人ができない夜間にも働いてくれます。
導入している農家さんは「コスパがかなり良い機械だ」と言っていたので導入を決めました。
最初は道を踏み外してばかり
価格以上の働きに期待していざ導入!
なんですが、初っ端は堆肥の山に突っ込んだり、自分の位置を認識できずフリーズしたりと中々のお茶目っぷり。。。
この機械は、AIが搭載されているわけではなく、事前に登録したルートに沿って動くだけです。
ぶっちゃけお掃除ロボットの方が賢いです。
ルートの調整で少し合わないと、すぐに道(ルート)を踏み外してしまいます。
正しい道(ルート)を歩み始める
何度かの微調整により、今では道を踏み外すことなく仕事をこなしています。
最初は、大丈夫かと思った餌寄せロボットですが、今ではなくてはならないものになりました。
これからも正しい道(ルート)を進んで頑張ってね!